2021.03.31

引越しで本を荷造りする方法|梱包方法・詰め方のポイントを解説

引越しで本を荷造りする方法|梱包方法・詰め方のポイントを解説
引越しの際に荷造りするものの中でも悩ましいのが本です。たくさんの本を所有している方はその重量だけで相当なものになるはずです。今では電子書籍もありますし、情報収集のことだけ考えれば、売ったり、捨てたりしたほうがよいのか考えてしまいます。以下では本に焦点を絞って、荷造りのコツや本の処分方法について役立つアイディアをご紹介します。

引越しで本を荷造りするときの4つのコツ

引越しで本を荷造りするときの4つのコツ

他の荷物と比べて重くて、荷造りや運搬に骨が折れる本ですが、その荷造りにはコツがあります。以下、4つのコツをご紹介します。

  • 本を入れるダンボールは小さめのサイズを選ぶ
  • ダンボールの底をガムテープで十字貼りする
  • ダンボール内の隙間は必ず埋める
  • 引越しの運搬で本を傷めないよう梱包する

本を入れるダンボールは小さめのサイズを選ぶ

本を入れるダンボールは小さめのサイズを選ぶ本をダンボールに詰める際には適切なサイズを選ぶことが重要です。大きいサイズに本を詰めていくと相当な重量になり、運搬の際に腰を傷めたり、ダンボールの底が抜けたりして非効率的です。
ダンボールの底が抜けないようにするためには箱の重さを15キロ以内に抑えるべきですが、運搬の便宜を考えると、5キロ程度を目安にしたほうがよいでしょう。文庫本なら20~30冊、雑誌であれば15~20冊程度が目安です。

ダンボールの底をガムテープで十字貼りする

ダンボールの底をガムテープで十字貼りする
ダンボールに入れる本の量を少な目にしても運搬の際には、底の部分に負荷がかかります。そのため、その重量に耐えられるように、ガムテープを十字に貼って底を補強しておきましょう。しっかり十字に補強しておけば、運搬するときも安定感があり運びやすいですし、腰を傷めることも避けられます。上の写真では見やすいように白いテープを用いていますが、実際はしっかりした粘着力のある紙製のクラフトテープを選ぶとよいでしょう。

ダンボール内の隙間は必ず埋める

ダンボール内の隙間は必ず埋める
ダンボールに本を詰めた場合、本の大きさにバラつきがあるため、必ず中には隙間ができます。場合によってはダンボールの重さを調整するため、箱一杯に本を詰めないようにすると、空間が生まれることもあるでしょう。それをそのままにしていると、運搬の際に中の本が動いてしまって非常に運びづらくなります。ダンボール内の隙間をタオルや新聞紙を丸めたものなどで詰めておきましょう。

引越しの運搬で本を傷めないよう梱包する

引越しの運搬で本を傷めないよう梱包する荷造りしたダンボールはトラックで運ぶときも、新居に運び込まれるときも、積み上げられていきます。本が入ったダンボールの上にもさらにダンボールが重ねられ、相当の重量がかかる可能性があります。
もし、ダンボールの中に本を立てて入れると、上から本が圧迫されて傷みやすくなります。そのため、本はできるだけ平積みにいれるようにしましょう。それにより、上からかかる重量を分散することができ、本が傷むのを防ぐことができます。どうしても本を立てて入れるときは背表紙を下にするか、背表紙が地面と平行になるように入れましょう。

引越しを機に不要になった本を処分する方法

引越しを機に不要になった本を処分する方法

本はそのままにしておけば増える一方です。引越して新居に運んでも開くことがなさそうな本は引越しを機に処分してみてはいかがでしょうか?
荷物を減らせますし、新居での片付けも楽になります。
本の処分方法を4つご紹介します。

  • 資源ごみとして捨てる
  • 本はリサイクルできるため、資源ごみとして回収してもらえます。資源ごみの回収方法は各自治体によって異なりますので、ホームページなどで確認しましょう。

  • 資源回収ボックス・リサイクルステーションに入れる
  • 車があれば不要な本を資源回収ボックス・リサイクルステーションまで運び込んでリサイクルしてもらう方法もあります。

  • 不用品回収業者に依頼する
  • 引越しの際にはたくさんの不用品が出ます。本も含めてまとめて不用品回収業者に依頼するなら、直接取りに来てくれるため、時間の節約になります。

  • 図書館や幼稚園・保育園に寄付する
どんな本かにもよりますが、比較的最近のベストセラーであれば地元の図書館に、絵本であれば幼稚園・保育園に寄付することもできます。いつも古本の受け入れを行っているとは限りませんから、電話などで確認してみましょう。

書籍や漫画は売るという選択肢もある

人気のある書籍や漫画は処分せずに売れるかもしれません。古本屋で売れなくても、フリマアプリで個人相手に売れば買い手が付くこともありますので、時間に余裕があるなら挑戦してみる価値はあります。
  • フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  • 個人を対象にアプリを利用して売ることができます。写真を撮ったり、買い手がついた場合に発送をしたりする必要があるため、時間に余裕がある方におすすめです。

  • 近くの古本買取店に持ち込む
  • 車があるならまとめて持ち込めます。その場で見積もりをしてくれるため手っ取り早く売却できます。

  • 専門の古書店に持ち込む
手元にある本が専門書や写真集、絵画の作品集などなら、専門の古書店に売却できるかもしれません。

■フリマアプリ・ネットオークションの具体例
  • メルカリ
  • 2013年に設立されたが、今やフリマアプリの代表格といえるでしょう。

  • ラクマ
  • 楽天のフリマアプリ。楽天カードなど他にも楽天のサービスを利用している方には使いやすいでしょう。

  • ヤフオク
  • ヤフーのオークションサイト。個人売買サイトの元祖です。

  • モバオク
月額330円で出品、入札し放題でサービスを利用できます。初月は無料でお試し可能。

引越し時に本を郵送する方法

引越し時に本を郵送する方法

単身者で荷物があまり多くない場合、すぐに使うものはスーツケースなどで運び、重量のある本は郵送する方法もあります。郵送には大きく分けてゆうパックか宅急便のどちらかの利用になり、基本的なサービス内容は変わりませんが、料金はゆうパックのほうがどのサイズでも安いです。
ゆうパックでも宅急便でも、サイズ区分には60サイズ、80サイズ、100サイズ、120サイズ、140サイズ、160サイズに分かれていますが、重量5キロまでなら80サイズで発送可能です。

発着地ゆうパック料金宅急便料金
東京都→東京都1,030円1,150円
東京都→関東1,100円1,150円
東京都→近畿1,200円1,260円
東京都→中国・四国1,310円1,370円
東京都→九州1,530円1,590円
東京都→北海道1,530円1,590円

ゆうパックの料金計算のリンク

本が濡れてしまった場合の対処法

本が濡れてしまった場合の対処法

本を郵送する場合、途中で濡れてしまう可能性があります。その場合の処理と、そもそも発送の際にどうすれば濡れないようにできるかご説明します。

■本が濡れてしまった場合の対処法

  1. タオルで押さえるようにして水分を取る
  2. 濡れたページに吸水紙を挟み、扇風機で風をあてる
  3. 水分を吸い取った吸水紙を取り替え、半乾きになるまで繰り返す
  4. 吸水紙を抜き、板に挟んで乾くまで放置する

引越しで本が濡れるのを防ぐためには、本をダンボールに入れる前にビニールで包んで入れておくとよいでしょう。

まとめ

引越しで荷造りをして新居に移してしまうと整理する機会はなかなか訪れません。引越しの日取りが決まったら前もって本の整理を始め、不用品は処分しましょう。
本当に必要な本を見極め、傷まないように丁寧に梱包して、引越しの準備を効率的に進めたいものです。

この記事を書いた人

ニフティ不動産編集部
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