ゴキブリ対策は『春』が最強!夏にG駆除しなくて済む方法を伝授

春はゴキブリが卵からかえり、幼虫へと移行する時期。成虫となって繁殖する前に、一網打尽にしてしまおう!


ゴキブリ対策は春が最強!成長&屋外から家への侵入ブロック

ゴキブリの対策をするなら春が重要です。
気温が高くなり過ごしやすい陽気になると、気になってくるのが「ゴキブリ」の存在です。

春はゴキブリの卵が孵化する季節。
特に、気温が20度をこえると、孵化した幼虫が活発に動き出します
ゴキブリが成虫になる夏前に対策をすれば、あの黒い影を家の中で見ることもなくなりますよ!

春のゴキブリ対策のポイント
① 孵化(ふか)させない&成長させない
② 屋外から家の中に侵入させない

それでは、「春のゴキブリ対策」に合わせたおすすめ商品と、絶対に対策をしておくべき場所を解説していきます!

ゴキブリ対策の基礎は「日々の心がけ」と「家の掃除」


ゴキブリ対策を行う上で、一番大切なのは「掃除」です。
春の時点で、どんなに完璧なゴキブリ対策を行ったとしても、家の中がゴキブリ好みの環境のままでは、いくらでも寄ってきてしまいます。

グッズなどを駆使した大掛かりな対策の前に、「生ゴミの処理をきちんと行う」「こまめに換気をする」といった日常生活での小さな心がけが重要になります。

【日々の生活に取り入れたいゴキブリ対策の心がけ】
・台所からゴキブリの餌(生ごみ・食べ残し・食べカス・ペットのエサ)を撤去
・高温多湿を避け、室内を乾燥させる
・ゴキブリが好む環境(冷蔵庫の裏・チェストと壁の間)を掃除する



秋冬のゴキブリ対策については、以下のページで詳しく解説しているので参考にしてください。

<関連記事>ゴキブリの卵の駆除・処理方法!見た目・居場所は?【秋冬対策】

最強のゴキブリ対策①孵化させない&成長させない

ゴキブリ対策①孵化させない&成長させない

では、最強のゴキブリ対策を具体的に紹介していきます。
ゴキブリ対策を行う際は、「一軒家」「アパート・マンション」「店舗」といった建物の形態に合わせて、使用する殺虫剤を選びましょう。
下記は、殺虫剤のタイプごとの特徴をまとめたものです。
是非チェックしてくださいね!

煙タイプの殺虫剤
始動方法:蓋をとってこする
オススメの建物:一軒家

【特徴】
・噴出力と拡散力が強いため、広い建物の隅々まで効果を発揮できる。
・効果が強いタイプも多く、成虫から幼虫まで一網打尽にできる。
・火災報知器が鳴る可能性があるので、使用する前に警報器に袋をかぶせておく必要がある。


霧タイプの殺虫剤
始動方法:ボタンを押す
オススメの建物:アパートやマンション

【特徴】
・煙を出さないので集合住宅向き。火災報知器が鳴ることもない。
・リビング用やキッチン用など、用途に合わせて様々な商品がでている。
・ゴキブリ以外の害虫全般にも効果がある。


水タイプの殺虫剤
始動方法:缶に水を入れてセットする
オススメの建物:一軒家

【特徴】
・火を使わない設計なので安全安心。
・ゴキブリ以外のダニ・ノミなどにも効果がある商品も。
・火災報知器が鳴る可能性があるので、使用する前に警報器に袋をかぶせておく必要がある。


賃貸物件に住んでいる場合、そもそも殺虫剤を使っていいのかどうか、気になりますよね。霧タイプの殺虫剤であれば、煙を出さない設計なので、集合住宅であったとしても気兼ねなく使用できます。

リビング用の殺虫剤の中にも、6畳用、12畳用など、お部屋のサイズに合わせた商品がラインナップされているので、物件にあったものを使用しましょう。
それでも不安を感じる場合は、大家さんか管理会社に確認みてください。

飲食店などが1階にあるアパートやマンションの人へ
飲食店は一般家庭より厨房の面積が広く、ゴキブリが発生しやすいです。その上にあるマンションやアパートは、ゴキブリにとっても格好の居場所!
可能であれば、燻製タイプの殺虫剤を使用し、成虫~卵まで一網打尽にしてしまいましょう。特に引っ越し直後の場合は、強めの殺虫剤を散布することをオススメします。

燻製タイプの殺虫剤の正しい使い方


家の中で燻製タイプの殺虫剤を散布する際は、下記の4点に注意をして行いましょう。

【セット前】
①家(部屋)の中を締め切る
②棚や冷蔵庫の後ろなど、ゴキブリが隠れそうな場所にスペースをつくる
③火災報知器にカバー(ない場合はビニール袋など)をかぶせる

【セット後】
④室内に入る際はタオルなどで口や鼻をおさえ、すぐに換気をする。

また、ゴキブリの卵は一般的に外側がたいへん固く、薬剤がなかなか浸透しません。
万全の対策を行いたい場合は、薬剤を散布した2~3週間後に再度行うと、1回目のときに駆除しきれなった分まで確実に仕留めることができますよ!

最強のゴキブリ対策②屋外から家の中に侵入させない

ゴキブリ対策②屋外から家の中に侵入させない

家の中の最強のゴキブリ対策が完了したら、次は「屋外からの侵入」を防ぎましょう!

ゴキブリの中には屋外から屋内へと移動してくる種類があります。
特にアパートやマンションといった集合住宅では、隣近所からゴキブリが移ってくる可能性もあるため、侵入対策は必須!

外からきたゴキブリを駆除するには、「待ち伏せ」を行うと効果的です。

待ち伏せして駆除するグッズ

待ち伏せタイプの殺虫剤向いている環境
ブラックキャップ家具の隙間・冷蔵庫の裏・流しの下・玄関
ホウ酸団子家具の隙間・冷蔵庫の裏・流しの下・玄関
ハーブやアロマ玄関・ベランダ・キッチン
ゴキブリホイホイ流しの下・洗面所・壁沿い
ハッカ油引き出しの中・ベランダの網戸・エアコンのフィルター


待ち伏せタイプのゴキブリ対策として、有名なのが「ブラックキャップ」
毒餌をゴキブリに食べさせ駆除する「ブラックキャップ」は、ゴキブリの巣全体毒餌を食べたゴキブリの卵まで駆除できるのが特徴です。ベーシックなのは黒色の丸い形をしたタイプですが、家具家電の隙間における四角形の平たいタイプも出ています。

「ブラックキャップ」はゴキブリ対策として非常に有効ですが、効果が強い分人間にも有害です。
小さなお子さんやペットがいる場合は、誤って中の毒餌に触れたり、口にしたりしないよう注意しましょう。

同じ毒餌タイプのホウ酸団子も非常に効果があると言われていますが、「ブラックキャップ」と同様に、人間にも有害なため、こちら注意が必要です。
手作りホウ酸団子の作り方については、以下のページで詳しく解説しているので参考にしてください。

<関連記事>夏のイヤな「あの害虫」とサヨナラ!ホウ酸だんごの作り方


その他の有名なゴキブリ駆除アイテムとして、粘着シートを用いてゴキブリを捕まえる「ゴキブリホイホイ」などがあります。

また、近年は人体への安全性を考慮して、殺虫剤を使ってゴキブリを駆除するのではなく、ゴキブリが嫌がる匂いを散布することで、ゴキブリの侵入を防ぐやり方も出てきています。
その代表例がハーブやアロマ、ハッカ油などです。

何百もの種類があるハーブやアロマですが、中でもゴキブリが嫌がるのが「セロリ」「クミン」「ナツメグ」など。
ハーブはゴキブリを直接殺すわけではありませんが、家の中に入ってこようとするゴキブリを遠ざけるには十分な効果を発揮してくれます。
植物をそのまま植えるのも良いですが、ハッカ油のように精製した油を用いると、より効率的にゴキブリを撃退できますよ。

ゴキブリ対策はGが好む環境(場所)に準備&設置


待ち伏せタイプのゴキブリ対策は、相手が好む場所に設置することが大切です。
その際、「家の中で潜んでいそうな場所」と「外からの侵入経路になりそうな場所」の2つに仕掛けておきましょう。
また、すでにゴキブリを見かけたことがある場合は、目撃場所にも設置しておくのをオススメします。

【家の中でゴキブリが好む場所】
・高温多湿→冷蔵庫の下・炊飯器の下・TVの裏
・水分が多い→シンクの下・トイレ・洗面所・お風呂場・洗濯機の下
・暗く狭い場所→家具の隙間・棚の裏・一番下の引き出し



【ゴキブリの侵入経路になる場所】
・植木鉢
・ダンボール
・ベランダの排水管
・お風呂場や台所の排水口
・エアコンの排水ホース
・玄関や窓


ゴキブリの侵入経路として、まず警戒すべきなのが外とつながっている場所。玄関や窓はもちろん、排水口や排水管・排水ホースまで対策しておきましょう。

少し意外なのが「ダンボール」と「植木鉢」かもしれません。
実は、植木鉢や段ボールは温度と湿度が保たれやすく、ゴキブリが好む環境になりやすいのです。
そのため、ゴキブリの卵が植え付けられ、そこからゴキブリが孵化してしまう可能性もあります。
外から段ボールや植木鉢を運んできた際は、なるべく室内にいれず、家の外に置いておくと良いでしょう。

ペットや赤ちゃんがいる…危なくない?


ゴキブリ対策用の殺虫剤には、毒性の高いものがあります。
先に紹介した「ブラックキャップ」やホウ酸団子がそこに含まれます。

小さなお子さんやペットがいる家庭の場合は、あまり毒性の強いものをつかってしまうと、誤飲してしまったとき大変なことになってしまいます。
お子さんたちが触れないよう家具家電の裏側にだけ設置する、ハーブやアロマなど天然由来のものを使用する、などいくつかの方法を組み合わせて行うと良いでしょう。

ゴキブリの侵入対策や駆除をプロの業者に頼むという手もある

ゴキブリの侵入対策や駆除をプロの業者に頼むという手もある

ここまで、夏前までにやっておくと効果的なゴキブリ対策の方法をまとめてきました。
とはいえ、「すべてのやり方を試しても、まだゴキブリが出てくる!」とお困りの方もいるかもしれません。
特に古い家屋に住んでいる場合や、飲食店の真上に住んでいる場合は、一般的なゴキブリ対策だけでは間に合わないこともあります。

そんなときは諦めずに、ゴキブリ駆除のプロに頼りましょう!

プロの業者へゴキブリ駆除を依頼すれば、自分の手でやるよりも徹底的かつ丁寧に駆除作業を行ってくれます。
その分値段も高いですが、様々な殺虫剤の中から試行錯誤しながら自分で行うよりも、効率的にゴキブリを駆除できますよ。

プロの業者のゴキブリ対策…例えばどんな事してくれるの?


多くのゴキブリ駆除専門業者では、「薬剤の散布」と「バキューム」を行ってくれます。
「薬剤の散布」では、市販で購入できるものよりも威力の高い殺虫剤を使って、ゴキブリを死滅させます。
そして「バキューム」で、ゴキブリの成虫や幼虫、死骸から糞や卵まで、すべてを根こそぎ吸い取ります。

業者によっては、単に薬剤を散布するだけでなく、ゴキブリが好みそうな場所に彼らにとって害になる薬剤を塗り、より効率的に駆除を行ってくれる会社もあります。
各社様々な方法でゴキブリ駆除を行っているので、自宅の状況に合わせて業者を選ぶのがおすすめです。

ゴキブリ対策を業者に頼む場合、予算はいくら?


ゴキブリ駆除を業者に依頼した場合、相場は大体1~2万円ほど。
ほとんどの業者は、ネットから見積もり依頼が可能です。

かかる日数は半日ほどのケースが多いですが、どういったやり方で駆除を行うかによって変わってくるため、必ず事前に確認しておきましょう。
また業者によっては、当日依頼や翌日依頼が可能なケースもあります。

「どんな駆除をいつやってもらいたいのか」を業者に伝え、見積もりをとってみると正確な数字がわかりますよ。

ゴキブリ対策を春に徹底すれば、夏の駆除から解放される

ゴキブリ対策を春に徹底すれば、夏の駆除から解放される

夜中に聞こえる嫌な物音。パッと灯りを付けた瞬間に動く黒い影……。
ゴキブリを見つけた瞬間は、肝が冷える心地がしますよね。

しかし、春のゴキブリ対策は、活動量が増える前の対策なので、ゴキブリと対面することはほとんどありません!
だからこそ、暑い季節を迎える前に万全の対策をしておくことが肝要です。

特に、置くだけで簡単に対策ができる「ブラックキャップ」や「ゴキブリホイホイ」などの待ち伏せ系駆除グッズは、気軽に始めることができるのでオススメです。
玄関や靴箱などにもおいておくと、ゴキブリが靴の中に入り込むこともなくなります。

今回は殺虫剤などの駆除グッズを用いた対策をメインにまとめましたが、最初にふれたように、ゴキブリ対策は日々の掃除が大切!
暗くて湿っぽい、ゴミなどが散乱している家では、いくら対策を念入りにしても、すべてが無駄になってしまいます。
こまめな掃除と換気を意識して、ゴキブリが好む環境をつくらないよう心掛けましょう。

春のゴキブリ対策をバッチリ行い、楽しい夏を迎えてくださいね!

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