日本一人口の少ない町だからこそ体験できる。青ヶ島村で、ちょっと贅沢な島暮らし
青ヶ島は伊豆諸島の最南端に位置する島。島の名前の由来は八丈島から見た時に、木々の緑が青々と茂っているからと命名されたといわれます。伊豆諸島にはいくつか島がありますが、その中での「絶景の島」として青ヶ島村は多くのメディアでも取り上げられています。それだけでなく、実はとっても住みやすい村でもあります。青ヶ島村はとっても小さな島で人口188人(2016年2月時点)、歩いても1日で回れるほど。航空写真で見るとよく分かりますが、外輪山とその内側にある内輪山とでできている火山島です。そのため火山の地熱を利用した施設が多く点在します。
その中でも特に有名なのが「地熱釜」と「ふれあいサウナ」です。地熱釜は卵やジャガイモなど、地熱によってなんでもふかせる天然の釜のことで、もちろん無料で誰でも利用できます。またこの地熱を利用したサウナがあり、約60度を保っていますが、とにかく自然の地熱を利用しているので、日によってまちまち。観光客だけでなく、住民の人たちにとっても憩いの場となっています。このように自然を利用した住みやすい村です。村の灯りが少ないせいか夜ともなると空には無数の星が輝き、「星の箱舟」といったキャッチフレーズも。360度の大パノラマを独り占めすることができます。家族で天体ショーを見ることもできます。
最も盛り上がるのが「牛祭り」です。島を出ていった人たちが帰ってくる日で、時期はちょうど旧盆の8月10日。曜日に関係なく、この日、盛大に行われます。島の人たちとの交流が楽しめるイベントです。青ヶ島村はファミリー世代にとっては、あたたかな人々との交流が実感できる住みやすい村といってもいいでしょう。