古くから温泉地として親しまれた足柄下郡湯河原町
温泉で有名な足柄下郡湯河原町は、神奈川県の南西部に位置する人口およそ25,000人(2015年5月現在)の町です。古く万葉集の時代から温泉保養地として知られ、芥川龍之介や与謝野鉄幹といった多くの文豪や、安井曾太郎といった画家、文化人が逗留し創作の地として愛されてきました。また海岸部の砂浜海岸は、夏場は多くのファミリーで賑わう海水浴場として有名です。サンバパレードや花火大会、縁日も開催されます。他にも毎年5月には、温泉のお湯をかけ合う「湯かけ祭り」という有名なお祭りなど、多くのイベントが催されています。観光地が充実しているため買い物なども便利で住みやすいエリアです。
足柄下郡湯河原町の東側、千歳川の河口地域には町営プールとテニスコートを備えた湯河原海浜公園があります。プールは子供プールや流れるプールもあり、家族連れが多く訪れる施設です。また町立の湯河原美術館には、竹内栖鳳や平松礼二といった日本画家の作品をはじめとする絵画が展示されています。家族で美術を鑑賞でき、住みやすいというだけでなく充実した休日を過ごせる地域と言えるでしょう。人間国宝美術館という、陶磁器や金属工芸といった人間国宝の名品に絞って展示を行っている全国でも珍しい美術館もあります。