モルモットの飼い方は?種類や性格、寿命や値段相場についても徹底解説!の画像01

そこで本記事では、モルモットに興味を持っている方に向けて、種類や性格、寿命や値段、飼い方について詳しく解説します。インスタグラムの投稿からかわいいモルモットの写真や動画も紹介するので、ぜひ最後まで読んでくださいね。



モルモットってどんな動物?ハムスターとの違いを解説

モルモットは、ヤマアラシ亜目テンジクネズミ上科に属する動物です。南アメリカ大陸に生息していた野生のテンジクネズミが家畜化されたことが始まりだと言われています。
同じテンジクネズミ上科にはカピバラが存在するので、近しい動物だと考えてよいでしょう。
「モルモットとハムスターって似ている気がするけど、どこが違うの?」
このような疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。そこで、具体的な違いを以下の表にまとめました。

モルモット ハムスター
ヤマアラシ亜目テンジクネズミ上科
完全草食
700g~1200g
全ての歯が伸び続ける
ネズミ亜目ネズミ上科
雑食
130g~210g
前歯だけ伸び続ける

上の表からも分かるように、モルモットとハムスターは、属性も体の大きさも食性も違う、似て非なる生き物です。

参考:ハムスター初心者におすすめのハムスターの種類をまとめ!飼い方も詳しく解説

モルモットの種類

日本のブリーダーやペットショップから入手できるモルモットは、主に以下の9種類です。

1.イングリッシュモルモット
2.クレステッドモルモット
3.アビシニアンモルモット
4.シェルティモルモット
5.ペルビアンモルモット
6.テディモルモット
7.レックスモルモット
8.テッセルモルモット
9.スキニーギニアピッグモルモット

ここではそれぞれの特徴を詳しく説明していきます。

1.イングリッシュモルモット

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モルモットの中でも1番有名な品種がイングリッシュです。
被毛は短くて直毛で、柔らかい毛質が特徴。被毛の色はさまざまなバリエーションがあり、首から肩にかけて盛り上がっている部分は「クラウン」と呼ばれています。
社交的な性格なので、モルモットを初めて飼う方にもおすすめできる種類です。

2.クレステッドモルモット

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頭の真ん中に印象的なつむじ(ロゼット)があるモルモットがクレステッドです。つむじが冠毛(クレスト)になっていることが名前の由来になりました。
インパクトのある見た目なので、ノーマルなモルモットよりも人気が高いといえます。
神経質な傾向が強く出る場合もある品種なので、慣れるまでには時間がかかるかもしれません。

3.アビシニアンモルモット

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アビシニアンは、全身につむじを持つ巻き毛タイプのモルモットです。被毛の長さはイングリッシュよりも長く、硬めの毛質が特徴。
社交的で人に慣れやすい性格だと言われています。

4.シェルティモルモット

顔以外の毛が長くつむじがないモルモットがシェルティです。アメリカではシルキーと呼ばれています。
毛が長いので、こまめなブラッシングが必要です。大人しい性格の子が多いと言われています。

5.ぺルビアンモルモット

シェルティと似ていますが、顔も長い毛で覆われているモルモットがペルビアンです。中でも特に毛が長い品種はアンゴラと呼ばれます。
こちらも毛が長いのでこまめなブラッシングが必要です。
飼い主に忠実な性格の子が多いと言われています。

6.テディモルモット

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縮れた毛を持つモルモットがテディです。つむじはありません。
ノーマルモルモットの品種改良の途中に突然変異で生まれた品種なので、野生には存在しないのが特徴。
臆病で警戒心が強いので、ゆっくりと時間をかけて距離を縮めていく必要があるでしょう。

7.レックスモルモット

テディに似た縮れ毛のモルモットがレックスです。
テディよりも巻き毛の量は多くなります。被毛の色のバリエーションは豊富です。
モルモットらしい臆病な性格が特徴なので、慎重に接していきましょう。

8.テッセルモルモット

顔以外が長めの縮れ毛で覆われたモルモットがテッセルです。毛がもつれやすく、こまめに手入れしてあげる必要があるでしょう。
温和で好奇心旺盛な性格なので、比較的距離は縮めやすいといえます。
繁殖力が強いので、多頭飼いする際は注意が必要です。

9.スキニーギニアピッグモルモット

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被毛がほとんどないタイプのモルモットがスキニーギニアピッグです。頭部や足先に少し毛が生えている個体も存在します。
毛で覆われていない分体温調節が難しいので、温度管理を徹底する必要があるでしょう。
性格は人懐っこく、声を聞き分けて飼い主とコミュニケーションを取る能力にも長けています。

モルモットの特徴

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次に、全てのモルモットが共通して持つ特徴について見ていきましょう。モルモットの主な特徴は以下の5つです。

1.夜行性
2.完全草食動物
3.歯が伸び続ける
4.排泄量が多い
5.匂いが少ない

それぞれを詳しく解説していきます。

1.夜行性

モルモットはもともと夜行性の動物です。飼い主の生活リズムに合わせて昼間に起きている子もいますが、寝ているときは起こさないようにしてあげましょう。
迎えるモルモットを探すためにペットショップに行くときは、モルモットが活発に動きはじめる夕方以降に行くのがおすすめです。

2.完全草食動物

モルモットは完全草食動物です。野生だったころは根や茎、樹皮や木の実から栄養を取っていました。
雑食のハムスターとは違って、昆虫やミールワームは食べません。

3.歯が伸び続ける

モルモットは、全ての歯が生涯伸び続ける動物です。かじり木や牧草で歯を摩耗(まもう)して適切な長さを保っています。
歯が割れてしまう可能性があるので、伸びてきた場合は自宅では切らず、動物病院で削ってもらうようにしましょう。

4.排泄量が多い

モルモットは排泄量の多い動物です。犬や猫のように「トイレの場所を覚える」ということができるモルモットは少ないので、ケージの至るところでトイレをします。
菌の繁殖や臭いの原因になる前に、1日2回程度、こまめにケージを掃除するようにしましょう。

5.匂いが少ない

モルモットは比較的体臭が少ないので、基本的にシャンプーをする必要はありません。汚れが気になったときは、濡れたタオルで全身を拭き、その後に乾拭きしてあげるとよいでしょう。
ただし、モルモットは排泄量が多いので、掃除を怠るとモルモットの身体に排せつ物がついてしまう可能性もあります。こまめに様子を確認し、清潔な環境を保ってください。

モルモットの性格

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種類によって多少性格に違いはありますが、モルモットは基本的に大人しくて穏やかな性格をしています。初めてペットを飼う方でも比較的飼いやすい動物だといえるでしょう。
ただ、警戒心が強く怖がりな一面も持ち合わせているので、慣れるまでには時間がかかるかもしれません。大きな物音や足音にも敏感に反応するので注意してください。
また、いつもとは違う状況にストレスを感じやすい動物でもあります。不用意にケージの場所を変えたり、餌を変えたりするのはなるべく避けましょう。

モルモットの鳴き声で気持ちが分かる

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モルモットは鳴き声で自分の気持ちを表現します。代表的なものを以下の表にまとめました。

モルモットの気持ち 鳴き声(例)
~してほしい(要求) プーイ、プーイ
キュイー、キュイー
甘えている
ご機嫌、楽しい
プイプイ
キュイキュイ
ホニョホニョ
怖い
怒っている
キー、キー!
キュー、キュー!
警戒している グルグルグル
グルルルル…
痛い、苦しい ピーピー
オスがメスに求愛する ルルルルル~

これらの鳴き声の意味を理解していれば、あなたもモルモットの気持ちが少しわかるようになるはずです。
心を通わせながら距離を縮めていきましょう。

モルモットのオスとメスはどこで見分ける?

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モルモットはオスとメスを見分けるのが難しい動物です。
大人になると、オスは生殖器が膨らみ、メスは生殖器がY字型にくぼみます。自分で判断がつかない場合は、獣医さんに見てもらうとよいでしょう。
オスの方が比較的甘えん坊な子が多いですが、性格や飼いやすさにそこまで大きな違いはありません。

ペットショップで販売されているモルモットの値段相場

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ペットショップで販売されているモルモットの平均的な値段は5,000円前後です。毛色や瞳の色などに特徴があり、希少価値が高い子は値段も高額になります。
先ほどの章で紹介した9種類の中では、毛がないタイプのスキニーギニアピッグは珍しいので、2万円近くの高値が付くでしょう。

モルモットを飼う際に必要なもの

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モルモットを家に迎える前に、必要なものを揃え、安心して暮らせる環境を整えておきましょう。必要なものは主に以下の7つです。

1.ケージ
2.トイレ
3.巣箱
4.かじり木
5.床材
6.餌入れ
7.キャリーバック

それでは、それぞれを詳しく見ていきましょう。

1.ケージ

モルモットが生活する場所として、ケージは必ず用意してください。
低すぎると飛び越えてしまう可能性があるので、高さは30cmくらいは必要です。ある程度自由に動き回れる方がストレスが溜まらないので、幅80cm×奥行50cmくらいの大きさが適しています。
また、モルモットは排泄量が多いので、通気性が良いタイプのものを選びましょう。かじって金属中毒になるリスクがあるので、金属製よりもステンレス製のケージがおすすめです。

2.トイレ

モルモットはトイレの場所を覚えるのが難しい動物ですが、お迎えした当初からトイレトレーニングをすれば、覚えてくれる可能性もあります。
途中からトイレを覚えるのはさらに難しい作業になるので、トイレは始めから用意しておきましょう。

3.巣箱

モルモットは臆病で警戒心が強いので、自分の身を隠せる巣箱があれば安心します。ゆったりと過ごせるくらいの大きさのものを用意してください。
歯を削るときにも使えるので、材質は木がおすすめです。

4.かじり木

伸びてきた前歯を削るときに使用するかじり木が必要です。かじり木は歯を削る役割だけではなく、モルモットのストレス発散にも役立ちます。
モルモットの健康を考えて、なるべく無添加・無着色のものを選んであげてください。

5.床材

本来野生のモルモットは草の上で生活しているので、床材にも牧草を敷き詰める方法を選ぶのがおすすめです。ただ、コストが高くなるうえにゴミが沢山出るので、躊躇してしまう方も多いでしょう。
木材チップやトイレ砂は比較的値段が安いですが、頻繁に取り替えなければなりません。
スノコタイプの場合は排泄物が下に落ちるので、清潔な環境を保てます。ただ、モルモットの足が引っかかってしまい怪我をする恐れもあるので注意が必要です。
どの床材にも長所・短所があるので、モルモットの反応を見つつ、合う床材を探していくのがよいでしょう。

6.餌入れ

餌入れは、モルモットがひっくり返したり動かしたりしないように、重量のあるものを選びましょう。高すぎると餌が食べづらいので、低めのものがおすすめです。

7.キャリーバック

ケージを掃除する際や、動物病院に連れていくときに、キャリーバックが必要になります。短時間しか使わないので、そこまで大きなものを飼う必要はありません。
モルモット専用のキャリーバックはなかなか販売されていないので、ウサギ用や小動物用のもので代用しましょう。

モルモットの飼い方の基本

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正しい飼い方を知らずにモルモットを迎えてしまうと、けがや病気の原因を作ってしまう可能性もあります。モルモットを飼いたいと思っている方は、後悔しないように、飼い方の基本をしっかり学習しておきましょう。
飼い方の基本は主に以下の7つです。

1.巣箱や床材を定期的に掃除する
2.温度・湿度管理をしっかり行う
3.換気の良い場所にケージを設置する
4.適度に運動させる
5.定期的に爪を切る
6.ブラッシングを行う
7.多頭飼いには注意が必要

それでは、それぞれを詳しく見ていきましょう。

1.巣箱や床材を定期的に掃除する

モルモットは排泄量が多いので、巣箱や床材の定期的な掃除は欠かせません。ケージが汚い状態のままだと不衛生で、皮膚疾患などさまざまなトラブルの原因にもなります。
排せつ物の状態を見ればモルモットが病気をしていないかの判断もできるので、健康観察も兼ねて定期的に掃除を行いましょう。

2.温度・湿度管理をしっかり行う

モルモットは気温や湿度の変化に弱い動物なので、温度・湿度管理は徹底しましょう。モルモットの飼育に適切な温度は18度〜24度、湿度は40%〜60%だといわれていますが、個体差があります。
暑さを感じているときは息が荒くなっていたり、体を伸ばして寝ていたりするので、こまめに様子を観察して温度・湿度を調節してください。

3.換気の良い場所にケージを設置する

温度・湿度の変化が激しくない、換気の良い場所にケージを設置するようにしましょう。排泄物が多いので、風通しが良くないと不衛生になってしまうからです。
窓際は、昼間の直射日光や明け方の冷気で温度変化が激しくなるので注意してください。

4.適度に運動させる

ケージの中だけではなく、定期的に家の中を歩かせて、運動量を確保してください。
モルモットは犬や猫と違って、外に連れ出す散歩は必要ありません。ですが、健康状態を保ったり、ストレスを発散したりするためにも、30分程度の運動は必要になります。
ケージの外に出しているときは、踏まないように気をつけましょう。

5.定期的に爪を切る

1ヶ月〜2ヶ月に1度は爪を切ってあげるようにしましょう。爪が伸び続けると巻き爪になり、歩行の邪魔になってしまいます。
爪を切る際に、血管が通っている部分を切ってしまうと出血するので注意が必要です。

6.ブラッシングを行う

モルモットも、犬や猫と同じようにブラッシングが必要です。短毛種の場合は1週間に1回程度で大丈夫ですが、長毛種は毛が絡まりやすいので、毎日ブラッシングしてあげるようにしましょう。
最初は毛の流れに逆らうようにブラッシングを行い、抜け毛を浮かせます。その後に、毛の流れに沿ってブラッシングを行ってください。
夏と冬が切り替わる換毛期は特に抜け毛が増えるので、丁寧にブラッシングを行いましょう。

7.多頭飼いには注意が必要

モルモットは元々群れで活動していた動物なので、多頭飼いにも向いています。ただし繁殖力が強いので、オスとメスを一緒に飼うと一気に数が増えてしまう可能性も。
繁殖させる場合は、きちんと世話ができるかどうか見通しを立ててから行いましょう。
また、オスのモルモット同士を一緒に飼うと、なわばり意識が強いので喧嘩が起きてしまいます。多頭飼いにオス同士はおすすめできません。
モルモットは排泄物の処理が大変なので、まずは一匹飼ってみてから、増やすかどうかを検討してみてください。

モルモットの餌と食べてはいけないもの

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モルモットの健康を保つためにも、食事管理は飼い主の大切な仕事です。
モルモットが好む餌と、食べてはいけない物をしっかり把握しておきましょう。

モルモットが食べる餌

モルモットが食べる餌は以下の3つです。

●チモシー(牧草)
●ペレット
●野菜

モルモットは歯が伸び続ける動物なので、牧草は欠かせません。牧草を咀嚼しながら歯を擦り合わせ、健康な歯を保ちます。
チモシーは牧草の中でもカルシウム含有量が適度で咀嚼向きなので、モルモットの主食として推奨されています。
ペレットは、ビタミンやミネラルが豊富に含まれたモルモット専用フードです。モルモットはビタミンCを体内で生成できないので、ペレットから摂取する必要があります。
その他にも、ビタミンCが沢山含まれた野菜を与えるのもおすすめです。

モルモットが食べてはいけない物

モルモットが食べてはいけない代表的な物は以下の4つです。

●糖質の多いもの
●玉ねぎなどのネギ類
●ほうれん草
●モルモット向けではないフード

糖質が多く含まれたものを摂取すると腸内環境が乱れてしまうので、与えないようにしましょう。
また、野菜の中でも玉ねぎなどのネギ類と、ほうれん草には注意が必要です。ネギ類は中毒を、ほうれん草は尿路結石を引き起こす可能性があります。
そして、ウサギなどモルモット以外の小動物のフードも与えてはいけません。
ビタミンCが含まれていなかったり、ビタミンDが多く含まれていたりなど、栄養成分がかなり違っています。モルモットに与え続けると体調を崩してしまうでしょう。

モルモットの寿命とかかりやすい病気

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モルモットの寿命は5年〜7年だといわれています。健康状態や飼育環境に気を遣えば、10年以上生きる子もいるようです。
長生きしてもらうためにも、病気には細心の注意を払いましょう。モルモットがかかりやすい病気は主に以下の4つです。

1.不正咬合
2.ビタミンC欠乏症
3.皮膚疾患
4.乳腺腫瘍

それぞれの病気について詳しく見ていきましょう。

1.不正咬合

モルモットの歯は生涯伸び続けるので、通常は牧草やかじり木を食べたりかじったりして適切な長さを保っています。
ところが、牧草を食べなくなると歯が伸びてしまい、口の中で歯が刺さってしまうなどのトラブルが起こるのです。これを不正咬合と呼びます。
不正咬合になったら自宅で対処せず、動物病院に連れて行きましょう。麻酔をして歯を削る処置が必要です。

2.ビタミンC欠乏症

先ほども述べたとおり、モルモットは体内でビタミンCを生成できないので、ビタミンC欠乏症にかかりやすい動物です。
ビタミンC欠乏症にかかると、毛並みが悪くなったり食欲が落ちたり、関節痛を引き起こしtたりします。
ペレットや野菜でしっかりとビタミンCを補給してあげるようにしましょう。

3.皮膚疾患

ケージの掃除を怠ると、排せつ物が皮膚に付いて汚れた状態のままになり、皮膚疾患を引き起こしやすくなります。
かゆがっている仕草やフケが出ていたら、すぐに動物病院を受診しましょう。

4.乳腺腫瘍

モルモットは、メスだけではなくオスも乳腺腫瘍にかかります。早期発見が大切なので、定期的に健康診断を受けるようにしてください。
乳腺腫瘍にかかった場合、モルモットは犬や猫よりも体が小さいので、治療法も限られてしまいます。投薬や手術など、獣医さんと相談しながら治療方針を決めていくことになるでしょう。

モルモットを飼うときの注意点

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この章では、モルモットを飼うときの注意点について解説します。トラブルが起こってからでは遅いので、しっかりと頭に入れておきましょう。
代表的な注意点は以下の5つです。

1.脱走対策をしっかり行う
2.歯は動物病院で切る
3.無理やり抱っこしない
4.大きな音は立てない
5.かじられると困る物は置かない

それぞれを詳しく説明していきます。

1.脱走対策をしっかり行う

モルモットは押す力が強いので、自分で隙間を作って脱走してしまう可能性があります。モルモットは犬や猫よりも小さい動物なので、一度脱走してしまったら見つけるのも困難になるでしょう。
隙間を作れないようにきっちりと固定するなど、脱走対策はしっかりと行ってください。

2.歯は動物病院で切る

牧草を食べなくなって歯が伸びてしまったら、動物病院で削ってもらうようにしましょう。
自宅でニッパーなどを使用して切ると、歯が割れてしまう可能性があるので、絶対に行わないでください。

3.無理やり抱っこしない

モルモットは犬や猫と違い、基本的に抱っこを好まない動物です。無理やり抱っこはしないようにしましょう。
警戒心が強いので、距離を縮めるのには時間がかかります。触れ合いは、膝の上に乗せることから始めてください。
慣れてきたと感じたら、モルモットのお腹を自分にぴったりとくっつけながら、お尻を支えて抱きかかえます。長時間の抱っこはストレスを与えるのでなるべく避けた方がよいでしょう。

4.大きな音を立てない

モルモットは臆病で警戒心が強いので、音には敏感です。大きな音を立てないように配慮し、テレビなど音の出るものからは離れた位置にゲージを設置してください。
家の外に線路や道路などがあって騒がしい場合は、窓際も避けた方がよいでしょう。

5.かじられると困る物は置かない

モルモットは物をかじってしまう習性を持っています。ケージの外に出すときは、かじられると困る物は置かないようにしましょう。
特に注意が必要なのは、火災の原因になる電源コードや人間の食べ物です。電源コードには予めカバーを付けておくようにしてください。
かじり木やおもちゃを与えて、普段からストレスを発散させておくようにしましょう。

インスタグラムからかわいいモルモットの写真や動画を紹介!

ここでは、インスタグラムの投稿からかわいいモルモットの写真や動画を紹介します。
モルモットの魅力を堪能してください。

イングリッシュモルモットのうにくん

レタスをかじかじ食べているイングリッシュモルモットのうにくん。普段は和室で暮らしているそうです。
時おり見えるつぶらな瞳がとってもキュート!たくさん栄養補給してね。

イングリッシュモルモットのきなこくんとあずきくん

大好きな野菜を食べているイングリッシュモルモットのきなこくんとあずきくん。食べているのはにんじんかな?
名前の通り、きなこくんは、鮮やかなきなこ色、あずきくんは小豆のような黒色を含む三毛。とってもかわいいです!

テディモルモットのみるくちゃん

テディモルモットのみるくちゃん。おどけたような表情がかわいくて引き込まれます。
テディモルモットらしいふわふわの毛は、触ってモフモフしたくなりますね!

巻き毛モルモットのくうちゃん

巻き毛モルモットのくうちゃん。チャームポイントの巻き毛が、かわいいくうちゃんをさらに愛らしくしています。
ピンクのガーベラが最高に似合う女の子ですね!

モルモットを家族に迎えてみよう!

モルモットの飼い方は?種類や性格、寿命や値段相場についても徹底解説!の画像17

モルモットの種類や特徴、性格や飼い方について解説しました。いかがだったでしょうか。
モルモットは犬や猫よりも小さいですが、鳴き声や仕草で感情表現をしてくれる愛らしい動物です。
穏やかな性格なので、ペットを飼うのが初めての方でも距離を縮めやすいでしょう。
家族の一員として迎えれば、家庭の雰囲気も一気に明るくなりますよ。モルモットに興味を持っている方は、ぜひ検討してみてください。

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