DIYでのキッチンカウンターの作り方や工夫ポイントを解説。ステキな実例も紹介の画像01

実は、キッチンカウンターはDIY初心者でも作成しやすい家具の一つです。
既存の家具や市販の収納棚などを組み合わせて、天板を載せるだけで、簡単にオリジナルのキッチンカウンターを作れるためです。

そこで、今回は、DIYでのキッチンカウンターの作り方とともに、作成する際の工夫ポイントやステキなDIY実践例を順番にお伝えします。
本記事を読むことで、DIYでキッチンカウンターを作るための段取りや完成像のイメージが理解でき、作成に取り掛かれるようになります。



DIYでのキッチンカウンターの作り方

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DIYでのキッチンカウンター作成は、作業工程が単純で、出来合いの材料を組み合わせれば、初心者でもチャレンジしやすいのが特徴です。
住んでいる家のキッチンスペースに満足できなくても、DIYならば数週間もかからずに自分好みのキッチンカウンターを設置できます。
住み心地のよい空間にする第一歩として、難易度が低めのキッチンカウンターの作成をしてみましょう。

DIYでのキッチンカウンターの作業工程

DIYでキッチンカウンターを作成する場合の定番な作業工程は、6つのステップで構成されます。

ステップごとの作業工程と具体的な作業内容は以下の通りです。
材料の塗装や装飾が不要だったりすると、該当する作業工程は簡略できるため、作業時間や手間も簡素化できます。

作業工程 作業内容
1 設計イメージを整理 設置予定の場所の寸法を確認し、作成したいキッチンカウンターのイメージやサイズを下書きする
2 材料や道具を購入 設計イメージを基に、必要な材料・道具を調達する(わからない場合はホームセンターなどで相談がおすすめ)
3 材料を塗装・乾燥 材料を自分好みのカラーにしたい場合には、組み立て前に塗料で色付け後、しっかり乾燥させる
4 組み立て カウンターの脚になる部分を組み立てる
5 天板や背面ボードを取付 テープやネジを用いて、各種板を取付
6 装飾 間仕切りや棚、道具かけなどを取り付けたり、インテリアシートを貼付したりする

DIY初心者の人は、失敗や手戻りの可能性を減らすためにも、定番の作業工程を順番に進めることがおすすめです。

DIY初心者におすすめの材料

DIY初心者でも、特別な道具や技術が不要な材料を活用すれば、手軽にキッチンカウンターを作成できます。

キッチンカウンターを作成する上で、DIY初心者におすすめの材料はカラーボックスと、ディアウォールやラブリコです。
いずれも、壁や天井を加工せず利用可能な材料のため、賃貸物件に住んでいる人でも気軽に利用できます。

初心者におすすめの材料 おすすめの理由
カラーボックス 上に天板を載せるだけでカウンターになり、収納機能も備わっており、作成に難しい技術が不要
ディアウォール・ラブリコ 壁や天井への穴あけ無しに柱が設置でき、棚などの収納機能や間仕切り、目隠しを簡単に追加可能

オシャレで凝ったDIYのキッチンカウンターに憧れますが、DIY初心者の場合は、手早くできる材料の活用を検討しましょう。

キッチンカウンターのDIYがオススメの理由

キッチンカウンターのDIYは、早く・安く・自分の都合に合ったキッチンカウンターを実現する上で、おすすめの方法です。
DIYならば、キッチンカウンターに対する要望を、作成者本人が自分の意思で具現化できるためです。

業者に市販されているキッチンカウンターの設置を依頼する場合と比較して、DIYケースのメリットは多岐に渡ります。

・出費を抑えられる
・短期間で設置できる
・賃貸物件でも実施できる
・自由にサイズや設置場所を決められる

手軽にキッチンの作業スペースや収納スペースを拡大したいならば、DIYでキッチンカウンターの設置に挑戦してみましょう。

DIYでキッチンカウンターを作る際の工夫ポイント

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キッチンカウンターをDIYする際の工夫ポイントは、作業をシンプルにして、完成後に効果的に利用できるような設計です。
行き当たりばったりでDIYしてしまうと、無駄に作成時間が長くなったり、作ったものが利用しにくい場合があるためです。

具体的な工夫ポイントは3つに整理されます。

・作成や設置が簡単な構造にする
・収納機能を追加する
・キッチンでの作業の流れを踏まえる

貴重な時間を使って手間暇かけるならば、工夫ポイントを抑えながら、DIYを進めましょう。

作成や設置が簡単な構造にする

キッチンカウンターの構造を簡単にして、作業ステップが増えないようにするのがおすすめです。
複雑な構造にすると材料が増えて費用増になったり、作業が難しくてミスでやり直したり、当初の計画通りに進まない場合が多いためです。

さらに、住まいが賃貸物件の場合には、壁や天井に穴空けや固定せずに済み、かつ、引越の際に解体や搬出が簡単な構造が望まれます。
DIYの経験が少ない初心者ならば、シンプルな構造にして、短期間での作業スペースや収納スペースを拡張できるカウンターにしましょう。

収納機能を追加する

キッチンカウンターのDIYを検討する際には、作業スペースに加えて、収納機能の追加も合わせて検討するのがおすすめです。
キッチンの作業スペース不足に不満がある場合、住まいの間取りや構成上、収納スペースの狭さにも困っている場合があるからです。

そのため、キッチンカウンター作成時に、カウンターの下や、カウンターから天井までの空間を収納空間にできるとスぺパが向上します。
また、一度の作業で複数機能を増やせば、コスパやタイパの良いキッチンカウンターになります。

せっかくキッチンカウンターをDIYするならば、コスパ・タイパ・スぺパのよいキッチンカウンターを目指しましょう。

キッチンでの作業の流れを踏まえる

普段の家事動線を考慮して、設計や設置場所の検討をすると、キッチンカウンターの使い勝手を高められます。
どんなに素敵なデザインや機能のキッチンカウンターでも、キッチンでの作業で想定通りに使えないと、宝の持ち腐れになってしまいます。

そのため、完成後のキッチンでの作業を想像して、家事の効率化や悩み解決に繋がるか、具体的にイメージするのがポイントです。

DIYでのキッチンカウンター作成が今のキッチンへの不満解決になるよう、完成後のキッチンでの動き方をしっかり踏まえて設計しましょう。

DIY初心者でも真似したくなるステキなキッチンカウンター実例9選

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実際にキッチンカウンターをDIYされている実例を見ると、既存の家具やキッチンを活用されたケースが多いです。

例えば、定番のカラーボックスはもちろん、既存の収納棚を活用したり、キッチンカウンターを拡張してカスタマイズしたケースもあります。
全部をイチから作成するのは難易度が高いですが、ありものを活用したDIYであれば、作業のハードルも下がり、出費も抑えられます。

キッチンカウンターのDIYイメージが湧かずに困っているなら、DIY実例を参考にして、キッチンカウンターのイメージを具体化しましょう。

DIYキッチンカウンター実例その1:カラーボックス活用ケース

キッチンカウンターは脚部分を片側をカラーボックス、もう一方をワンバイフォー材で組み合わせている作成例です
こちらのカウンターはパンこねをするための台として作成されたとのこと。
脚部分をカラーボックスに統一しない組み合わせだと、天板下の収納スペースを自分の好みに合わせて調整しやすくなるのがポイントです。

DIYキッチンカウンター実例その2:カラーボックス活用ケース

木目調のカラーボックスを活用したキッチンカウンターです。
材料調達の際、同色カラーボックスが揃わず、カラーボックスの色がバラバラになったとのことですが、DIYの温かみのあるカウンターです。
DIYにかかった費用は1万円未満とお手頃な価格で、素敵なキッチンカウンターに仕上げられている作成例です。

DIYキッチンカウンター実例その3:間仕切りがステキなケース

リビングとキッチンの間仕切りとして、キッチンカウンターの上部のスペースに棚や目隠しを施した実践例です。
こちらのキッチンカウンターの狙いは2点あったとのこと。

目隠しにもなり収納力もあるスペースにしたい
あまり費用をかけずに作りたい

そのため、100均のフォトフレームなどを使ったパタパタ扉や、安価な木材でルーバー風目隠しを実現しています。
さらに、原状復帰ができるように、柱部分にラブリコが利用されているのもポイントになっています。

DIYキッチンカウンター実例その4:間仕切りがステキなケース

賃貸物件で、DIYでステキなL字のキッチンカウンターが設置されている事例です。
このキッチンカウンターの工夫ポイントは以下の通りです。

リーズナブルな木材を使って予算を抑制
家事動線を考えた幅に設計
見た目以上の収納スペースの確保

カウンター下を、床や椅子、壁の木目調に合わせた木材で覆い、お部屋の雰囲気と合わせるだけでなく、リビングとしっかり仕切っています。
また、キッチンスペースでの作業スペースも広く確保されており、ぜひ挑戦してみたいキッチンカウンターです。

DIYキッチンカウンター実例その5:間仕切りがステキなケース

こちらはカスタマイズ性の高さと費用の抑制を兼ね備えた、既存の家具を活用して作成されたキッチンカウンターです。
このキッチンカウンターを作成される際に工夫されたポイントは以下の通りです。

・キャスター付きのゴミ箱とキャスター付きの調味料ボックスを、このカウンターの中に収納できるように設計

キャスター付きの家具が収納できたことで、利用時に引き出して使えるようになり、棚にはない使いやすさを実現しています。
また、カウンター内にコンセントを入れる空間も作り、使い勝手のよいカウンターに仕上がっています。

DIYキッチンカウンター実例その6:おしゃれな腰壁のあるケース

元々あったキッチンカウンターを拡大DIYされている取り組み例です。
拡大DIYの目的は、「水切りカゴを設置するスペース作り」と「ゴミ箱隠しのスペース作り」だったとのこと。

既存のカウンターのサイドに、骨組みで拡張して、棚を設けて収納棚にされています。
また、実際に収納予定のゴミ箱も仮置きして、手戻りが発生しないよう骨組み段階で工夫を講じられています。
既存のカウンターに腰壁があったため、カウンターの高さを活用しつつ、カウンターのスペースが拡張され、広々と利用可能なカウンターです。

DIYキッチンカウンター実例その7:おしゃれな腰壁のあるケース

元々あったキッチンカウンターの周りをDIYして、リビングからキッチンが丸見えにならないようにされている実例です。
このDIYで工夫されたり、意識されたりしているポイントは以下の通りです。

リビング側とのメリハリをつけ、木のぬくもりを大切に
カウンター下のスペースをフル活用

カウンター天板下には引き出しが3箇所ついており、さらにその下にはゴミ箱が4種類も収納されているとのこと。
カウンター下にキャスター付きの台を置き、そこに電子レンジを乗せて引き出しやすくして、熱がこもらないような設計もされています。

DIYキッチンカウンター実例その8:おしゃれな腰壁のあるケース

備え付けのキッチンカウンターにDIYを施し、腰壁を作り、リビングとキッチンの区分けをされている実例です。
このDIYで工夫されたり、意識されたりしているポイントは以下の通りです。

今まで丸見えだったL字キッチンを対面キッチン風に
カウンター隣の食器棚の裏も活用して、壁のような仕切り

リビング側のカウンター下に壁を設置し、カウンター横の食器棚の背面と壁紙を統一して、リビングとキッチンを区分けしています。
また、ディアウォールを活用してカウンター上部に棚を設けて腰壁にして、キッチン作業の目隠しと食器を置くスペースも作っています。

DIYキッチンカウンター実例その9:おしゃれな腰壁のあるケース

元々あった家具やカラーボックスを組み合わせながら、おしゃれなバー風の腰壁のあるキッチンカウンターです。
低いカウンターはカラーボックスと収納棚を脚部分に活用しています。
一方、高いカウンターは冷蔵庫の高さに合わせているため、カウンター下のスペースに冷蔵庫が収まり、スペースが有効活用されています。

DIYキッチンカウンターで自分好みのキッチンに

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この記事では、キッチンカウンターをDIYする方法とともに、DIYでの工夫ポイントやステキなDIY実例を紹介しました。

・DIYキッチンはカラーボックス等を活用すれば初心者でも作成でき、かつ、賃貸物件でも安価に設置が可能
・シンプルな構造にして、作成後の具体的な利用イメージして入念に設計するのが、作成の際に工夫ポイント
・DIYの実例を見ると、既存の家具やキッチンを活用して、費用を抑えつつ使い勝手のよいカウンターにしているケースが多い

キッチンカウンターのDIYは、既存の家具等を活用すると、手軽で安価に作成できるため、DIY初心者でも取り組みやすいのが特徴です。
キッチンでの悩みごとに合わせて作成すれば、使い勝手の良いカスタマイズされたキッチンカウンターが設置できます。
DIYキッチンカウンターで自分好みのキッチン環境にして、快適なキッチンライフを実現しましょう。

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