道路族とのトラブルエピソード6選!対策方法や被害例を徹底解説の画像01

今回は、道路族の対策方法や被害例、トラブルを防止するためのポイントを解説します。
道路族の親の特徴もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

道路族とのトラブルエピソードもご紹介します!
道路族の行動にお悩み中の方は、要チェックですよ!



道路族とのトラブルエピソード6選

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まずは、道路族とのトラブルエピソードを6つご紹介するので、参考にしてみてください。
実際のエピソードはこちらです。

近所にいる小学生の兄妹がいつも道路で遊んでおり、我が家の車にボールが当たりました。 子どもの親に「ボールが車に当たったこと」や「道路で子どもが遊ぶのが迷惑なこと」と伝えました。
聞く耳なしで適当な謝罪しかなく、その後も子どもたちは毎日道路で遊んでいます
相手が考えを改める気持ちがない以上は、距離を置くことしかできません。
無理に謝罪や金額の請求をするとトラブルになりかねないので、泣き寝入り状態です。
もし賃貸ならば、道路族がいる地域から引っ越すのが一番の解決法だと思いますeagle3・フリーライター・愛知県・40代・女性

自宅の駐車場にあったマイカーにボールをぶつけられ、ドアのサイド部分が少し凹みました。 たまたま自宅の前で遊ぶ子どもの様子を見ていたので、すぐにボールを取り上げて車の状態を確認。
知っているご近所さんの子だったので、子どもと一緒に親のところへ行き、事情を話して修理代を弁償してもらいました
後から親子で謝罪に来て、今後は自宅前の道路で遊ばないという約束も取り付けましたよ。
道路族によるトラブルに巻き込まれても、感情的にならずにひとつずつ丁寧に対応することが大切です
親をよく知っているなら、一緒に遊ぶ場所のルールを決めるとよいかもしれません。 りらんだ・自営業・東京都・50代・男性

小さな子どもたちが毎日のように道路で走り回ったり、自転車やボードで遊んだりしています。 事故が起きてからでは遅いので、子どもでも見やすい位置に注意喚起の貼り紙を掲示しました。
一時は解決したのですが、時間が経つとまた迷惑行為が再開しました
親は子どものことを、まったく見ていないようです……。 さみー・主婦・神奈川県・30代・女性

騒音がうるさいだけでなく、家の前のガードレールが凹んだりポールがなぎ倒されたり、散々な目に遭いました。 ちょうどカーブの位置に家があり、いろんな人のたまり場になってしまっていたようです。
警察が警告してくれましたが、イタチごっこでしたね。
賃貸だったので、我慢できずに約一年で引っ越しました
家を購入する方は、一度は夜に現地に行って様子をチェックすべきです
賃貸の場合、あまりにひどいなら引っ越しを考えるほうが無難でしょう。 なおぽん・会社員・東京都・30代・男性

夜間にスケートボードで遊ぶシーンが何度かあり、非常に迷惑していました。 警察へ訴えても取り合ってくれない時期が続きましたが、見回りのタイミングで道路族を発見し検挙という方向へ。
それから道路族は見ていません。
すぐに警察は動いてくれないかもしれませんが、詳しい場所・時間を伝えて対応してもらいましょうオキーユ・会社員・東京都・30代・男性

サッカー・バスケなどによる騒音があり、リビングの窓にボールをぶつけられました。 注意するのは怖かったので、警察に匿名で通報しましたが解決しませんでしたね
自分たちは迷惑をかけていないと思っているんでしょうね……、全然反省していないようでした。 こず・会社員・千葉県・30代・女性

そもそも道路族とは

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そもそも道路族とは、自宅前やその周辺などの住宅街の道路において、大声で騒ぎながら遊ぶ子どもやその親のことです
近年、道路族にまつわるトラブルが増えています。
具体的には、次のような行為が道路族に該当します。

・道路で大きな声を出しながらボール遊びをする
・道路で夜遅くまで騒ぐ
・道路で長時間井戸端会議をする

道路は公園とは異なり、遊ぶことを目的とした場所ではありません。
騒音によって周囲の方に迷惑がかかるだけでなく、事故を引き起こす恐れもあります。

「道路族マップ」とは

「道路族マップ」とは、道路族がいる場所を地図に書き込むWebサイトのこと
迷惑行為が繰り返されている地点を、共有する目的で運営されています。

全国各地で登録地点が増え続け、その数は数千件にも上っているんです。
個人を特定する情報は掲載できませんが、登録については賛否両論が分かれています。

なぜ道路で遊ばせるのか?道路族の親の特徴

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子どもが道路で遊ぶ迷惑行為は、注意しない親に主な責任があります。
道路族の親の特徴は、以下の通りです。

・自宅前の道路を敷地内と考えている
・近くに遊べる公園がない、または公園に行くのが面倒
・道路しか遊ぶ場所がないので仕方ない
・ほとんどの家が防音対策しているので騒いでも大丈夫
・怒られたことのみやらないようにすれば問題ない
・昔は道路で遊ぶのが普通だったので今も遊んでOK

「公園でボール遊びが禁止されている」または「そもそも近くに公園がない」という理由で、子どもを道路で遊ばせる親がいます。
怒られなければ大丈夫、別に大丈夫だろう……と安易な気持ちでいる方も多いですね。

道路族にまつわる被害例

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道路族にまつわる被害例を、いくつかピックアップしました。

・子どもが騒ぐ声によるストレス
・話し声がうるさくて窓を開けられない
・夜中に騒ぎ声がして睡眠が妨害される
・外がうるさくて赤ちゃんがすぐに起きてしまう
・子どもの遊び場として道路が占領される
・庭の植木鉢を割られる
・窓や車などが壊される
・勝手に敷地内に入られる
・車で通行する際に危険がともなう

「ボールをつく音がうるさい」や「夜中まで話し声がする」など、騒音による被害が多いですね。
受験生がいて集中できる環境を整えたいときや、赤ちゃんを静かに寝かせたいときなど……毎日の騒音は大きなストレス要因となります。
また道路族が遊んでいる場所が自宅の車庫に通じる場合、遊んでいる子どもたちに配慮しながら運転をしなくてはなりません。遊んでいる子どもたちがいる道路を安全に走行するのに辟易としてしまうこともあるようです。

道路族の行為は違反なのか

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道路族の行為は違反といえるのでしょうか。
ここからは、道路族が違反する可能性がある法律を4つご紹介します。

・道路交通法違反
・器物損壊罪
・住居侵入罪
・軽犯罪法違反

ひとつずつ見ていきましょう。

道路交通法違反

道路上でボールやスケートボードなどを使って遊ぶことは、道路交通法に違反する可能性があります
道路交通法違反において、以下を禁止行為として挙げています。

道路交通法第76条
交通のひんぱんな道路において、球戯をし、ローラー・スケートをし、又はこれらに類する行為をすること。
参考URL:道路交通法 | e-Gov法令検索

加えて「交通の頻繁な場所での遊びを禁ずる」という旨も、法律で定められているのです。

道路交通法第14条
児童(六歳以上十三歳未満の者をいう。以下同じ。)若しくは幼児(六歳未満の者をいう。以下同じ。)を保護する責任のある者は、交通のひんぱんな道路又は踏切若しくはその附近の道路において、児童若しくは幼児に遊戯をさせ、又は自ら若しくはこれに代わる監護者が付き添わないで幼児を歩行させてはならない。
参考URL:道路交通法 | e-Gov法令検索

なお、公道・私道どちらも道路交通法の適用対象ですよ
違反行為をした場合は、罰金5万円が科されます。

器物損壊罪

道路族とのトラブルでよく見られるのが、ボール遊びで車や窓、植木鉢を壊された……というもの。
他人の持ち物を破壊した場合、器物損壊罪に問われるケースがあります

刑法第261条
前三条に規定するもののほか、他人の物を損壊し、又は傷害した者は、三年以下の懲役又は三十万円以下の罰金若しくは科料に処する。
参考URL:刑法 | e-Gov法令検索

器物損壊罪に該当すると、3年以下の懲役または30万円以下の罰金に処せられます。

住居侵入罪

住居侵入罪とは、正当な理由なく他人の住居に侵入する犯罪です

刑法第130条
正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。
参考URL:刑法 | e-Gov法令検索

ただし「子どもがボールを取りに少しだけ敷地に侵入した」のようなケースでは、住居侵入罪として扱われないことがほとんどです。

軽犯罪法違反

軽犯罪法の第14条では、次の者を違反対象とします。

軽犯罪法第14条
公務員の制止をきかずに、人声、楽器、ラジオなどの音を異常に大きく出して静穏を害し近隣に迷惑をかけた者
参考URL:軽犯罪法 | e-Gov法令検索

警察の制止を聞かずに騒音行為を続けると、軽犯罪法違反と見なされます
しかし「子どもの声は騒音でない」と考える方もおり、遊び声がうるさいことで訴えるのは難しいかもしれませんね。

道路族の対策方法

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道路族の対策方法は、主に2つあります。

・警察に相談する
・引っ越しをする

道路族にお悩みの方は、参考にしてみてください。

警察に相談する

道路族とのトラブルは、当事者だけで解決するのは難しいといわれています。
そのため、道路族の被害に遭ったときは110番通報しましょう

ただし、悪質な内容でない限り、相談後すぐには事件として扱われません。
まずは道路族が警察から注意を受け、それでも迷惑行為が改善されないときは事件として見なされます。

「この内容で警察に相談してもいいのかな」と不安な際は、警察相談専用電話「#9110」をご活用ください
警察相談ダイヤルでは、犯罪には至っていないけれど困り事がある場合に警察へ相談できます。

引っ越しをする

解決法のひとつとして警察への通報を挙げましたが「警察からの注意→迷惑行為を止める→少しして再び道路族となる→警察からの注意……」といった形で、根本的な解決ができないことも少なくありません。

警察からの注意で効果が得られない場合は、引っ越しを検討してみてください
家を購入しようと考えている方は、事前に土地に足を運んで道路族がいないかを確認しておくとよいでしょう。

道路族とのトラブルを防ぐためのポイント

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最後に、道路族とのトラブルを防ぐためのポイントを3つご紹介します。

・匿名で通報する
・直接注意しない
・証拠を集める

以下で詳しく解説します。

匿名で通報する

警察に通報したことを道路族に知られ、逆恨みされて嫌がらせを受けるケースも。
できるだけトラブルを避けるために、匿名での通報をおすすめします
警察に相談する際は「匿名でお願いします」と伝えましょう。

直接注意しない

注意されて「迷惑をかけて申し訳ない」と謝る道路族もいれば、まったく反省しない方もいます。
相手が「道路で遊ぶのは悪くない」という考えを改めない限り、第三者が介入しなければ問題は解決しません。
道路族と直接話し合おうとして、状況が悪化した例もありますよ。
よって、対面での注意は避けるほうが安全です

証拠を集める

物を壊されて費用を請求する際に、道路族から「うちの子がやった証拠がない」といわれるケースがあります。
道路族にお困りならば、防犯カメラを設置して証拠を集めておくのも対応策のひとつ

器物破損の証拠を残せて、被害を訴える際に役立ちます。
「防犯カメラがあるから他の場所に行こう」など、抑止力としての効果も期待できるでしょう。

道路族に関する被害は警察に相談を

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今回は、道路族の対策方法や被害例、トラブルを防止するためのポイントをご紹介しました。
道路族は「道路交通法違反・器物損壊罪・住居侵入罪・軽犯罪法違反」に該当する可能性があります。

道路族とのトラブルを避けるために、警察には匿名で通報しましょう。
防犯カメラを設置しておけば、証拠集めに役立ちます。

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