テラスとは?ベランダ・バルコニー・デッキとの違いを解説【おしゃれな実例つき】の画像01

今回はテラスの種類や、ベランダ・バルコニー・デッキとの違いを解説します。
テラスのメリット・デメリットから活用するアイデアまで説明するので、素敵な家づくりに興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

おしゃれな実例つきでテラスの種類をご紹介します!
テラスの活用方法を知りたい方は、要チェックですよ!



テラスとは?

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テラスとは一階に設けられる、地面よりも一段高いスペースです
古いフランス語で「盛り土」を意味する言葉に由来しています。

具体的には、ウッドテラスやタイルテラス、ルーフテラスなどがあります。
リビングと隣接させて家族団らんのスペースとしたり、バーベキューをしてアウトドア気分を味わったり……
テラスはアイデア次第で、さまざまな楽しみ方ができますよ。

バルコニー・ベランダ・デッキとの違い

テラスと混同されがちなバルコニー・ベランダ・デッキは、階数や屋根の有無によって区別されます
それぞれの違いを、以下の表にまとめました。

特徴 階数 屋根
テラス ・地面よりも一段高い
・庭の延長
1階 屋根の有無は問わない
デッキ ・ある程度の広さがある
・室内の延長
1階 なし
ベランダ ・家屋から張り出した部分
・縁側も含まれる
階数は関係しない あり
バルコニー ・家屋から張り出した部分
・手すりがある
・ルーフバルコニーやインナーバルコニーなどがある
2階以上の場合が多い なし

上記の違いをチェックして、どれが自分に合っているのかを検討しましょう。

ベランダやバルコニーについては、以下の記事も要チェックです!

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おしゃれな実例つき!テラスの種類

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テラスの種類を4つご紹介します。

・ウッドテラス
・タイルテラス
・ルーフテラス
・玄関テラス

おしゃれな実例つきで説明するので、ぜひ参考にしてみてください。

ウッドテラス

天然木や人工木で作られたテラスを「ウッドテラス」と呼びます
温かみのあるナチュラルな質感が特徴的です。

天然木は時間の経過にともない、木ならではの色合いの変化を味わえますが、防腐剤を塗るなどのカビ対策をしなければいけません。
対して、人工木は天然木よりも耐久性が高く腐りにくいです。

質感にこだわりたい方には天然木、できるだけ手間を減らしたい方には人工木がおすすめですね

ウッドテラスの実例です。
ウッドテラスがあると、窓から見える景色がグッとおしゃれになります。
写真にあるmamaison_oさんのウッドテラスのようにガーデンパラソルを組み合わせて、昼寝スペースを作るのも素敵です。

タイルテラス

見た目がシンプルなタイルテラスは、モダンな雰囲気を好む方にピッタリ
水とブラシを使えば、ほとんどの汚れを落とせるのでメンテナンスも簡単です

他人とかぶらないデザインにしたい場合は、タイルの色や並べ方にこだわって、オリジナリティを演出するのもよいですね。
ただし、タイルは照り返しがきついため、夏場は火傷や熱中症に気を付けましょう。

ホワイトタイルでスタイリッシュな印象に仕上げたtttm_homeさんのタイルテラス。
家具も白を基調とすることで、空間に統一感が感じられます。
季節によっては植栽も楽しめるんだそう。
季節を感じながら、非日常的な空間を堪能できそうなタイルテラスです。

ルーフテラス

「ルーフ(屋根)」という名前の通り、ルーフテラスは階下の屋根部分に作られます
一般的なテラスよりも面積が広く、開放的な気分を味わえるでしょう

屋根がないので「家庭菜園をしたい」や「外の景色を眺めたい」と考えている方に向いています。
注意点としては、ルーフテラスのメンテナンスを怠った場合、雨漏りが発生しやすいです。

ドッグランとしてルーフテラスを活用している実例です。
Yon Hachiさんは飼っているチワワのために、ルーフテラスをつくったのだそう。
芝生があるので人間もペットも気軽に寝転がれますね。

玄関テラス

玄関テラスとは、外廊下から玄関扉までの間に作られるスペースです
テラスを設けると、玄関まわりに奥行きが生まれます。

玄関ドアと同じ色で統一感を出すのも素敵ですし、異なる色を使用してデザイン性を高めるのもアイデアのひとつです。

テラスを設置するメリット

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テラスを設置するメリットを4つご紹介します。

・庭がおしゃれになる
・バーベキューやパーティができる
・屋根がある場合は雨の日でも洗濯物を干せる
・リビングの延長として使用できる

テラスの種類やデザインによって、庭の印象をガラリと変えられます
イスやテーブルを置くときは、テラスの質感や色味とそろえるのがコツですよ。

テラスの活用方法については「テラスを活用するアイデア4選」をチェックしてみてくださいね。

テラスを設置するデメリット

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テラスを設置するデメリットは、次の通りです。

・メンテナンスの手間がかかる
・材料によって劣化が早かったりコストが高かったりする

テラスは屋外にあるため、常に雨風にさらされます。
定期的なメンテナンスで劣化を防ぐ必要がある点には注意が必要です
「こまめな掃除は面倒……」と感じるならば、小規模なテラスを設けるとよいでしょう。

具体的なお手入れ方法としては
・砂やホコリをほうきで掃く
・ブラシと水で汚れを落とす
・頑固な汚れは洗剤を使って掃除する
・草むしりをする
・防腐剤や防カビ剤を塗り直す

などが挙げられます。

加えて、テラスの材料によって劣化スピードやコストは異なります。
たとえば、木材はコストを抑えられますが、こまめなメンテナンスが必須。
タイルはお手入れ頻度を減らせる一方で、コストが高くなる傾向にありますよ。

テラスを活用するアイデア4選

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テラスを活用するアイデアを4つピックアップしました。

・第二のリビングとしてくつろぐ
・アウトドア気分を味わう
・ガーデニングを楽しむ
・洗濯物を干す

ひとつずつ見ていきます。

第二のリビングとしてくつろぐ

テーブルやソファ、チェアなど……、テラスに家具を置けば「第二のリビング」としてくつろげます
適度に日光や風を感じられて、家にいながら非日常的な開放感を味わえるでしょう。

室内にいると季節の変化を感じにくいですが、テラスにいれば時間や季節の移り変わりを感じ取れますね
室内から目が届くので、小さなお子さんやペットの遊び場としても活躍するんです。

他にも、日光浴しながら読書をする、夏場に夕涼みをする、など幅広い活用方法があります。

アウトドア気分を味わう

広めのテラスがあれば、手軽にアウトドア気分を楽しめるでしょう
テラスはリビングと隣接する場合が多く、ホームパーティーやバーベキューの準備・片付けをスムーズに行えます。
なお、バーベキューを禁止とするマンションもあるため、事前に規約を確認することが大切です。

テントやハンモックを設置して、おうちキャンプをすることも可能
「なかなか遠出できない」と悩んでいる方は、テラスを活用してみてはいかがでしょうか。

ガーデニングを楽しむ

テラスは日当たり・風通しがよく、ガーデニングにピッタリです
室内で植物を育てると、日照量が不足して上手く成長しない可能性があります。
間違ったお手入れをした場合、カビや虫が発生するケースも。

広めのテラスならば大きめの植物を育てられますし、小さめのスペースでもプランターを使って野菜や花を植えられます
在宅勤務で疲れたとき、身近なところに緑があればリラックス効果を得られますよ。

洗濯物を干す

「ベランダが狭くて洗濯物を干しきれない」や「大家族なので洗濯物を干すスペースが足りない」とお困りの方もいるのでは。
室内干しをしても、なかなか乾かなかったり嫌な生乾き臭がしたりします。

テラスはこれらのお悩み解決に役立ちます。
日当たりがよいので、大容量の洗濯物でもスピーディに乾くでしょう
天日干しするだけでも殺菌・消臭効果を得られるので、衛生面に配慮している方は、ぜひテラスを活用してみてください。

テラス屋根のメリット

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「テラス屋根」とは、テラス部分に取り付ける屋根です
テラス屋根のメリットは、主に4つあります。

・雨よけになる
・日差しや紫外線を対策できる
・熱中症を予防できる
・テラスや室内の目隠しになる

テラスに屋根がないと開放的な空間になりますが、その分天候による影響を受けてしまいます。
夏場は日差しを直接浴びると、熱中症や火傷のリスクが高まります。
天候に関係なくテラスを利用できる点が、屋根を設けるメリットといえるでしょう

また、テラス屋根は外からの視線をカットし、プライバシーを守る役割も果たします。

テラス屋根のデメリット

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テラス屋根のデメリットは、以下の通りです。

・パチパチという音が気になる
・開放感がなくなる

テラス屋根には、「ポリカーボネート」がよく用いられます。
衝撃に強い素材ですが気温の変化に敏感なため、真夏や真冬になると「パチパチ」または「ピキッ」と音が鳴ります
日常的に音が発生するわけではありませんが、気になる場合は寝室付近に設置するのを避けましょう。

テラス屋根の形状や色によっては、部屋が暗くなり開放感がなくなるケースがあります
屋根を設けつつも明るい雰囲気にしたいときは、クリアタイプのものを選ぶのがおすすめです。

テラスを設置するときの注意点

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テラスを設置するときの注意点を4つピックアップしました。

・生活の導線を意識する
・近隣住宅に配慮する
・プライバシーを確保する
・屋根を後付けするなら気候に合ったものを選ぶ

以下で詳しく見ていきます。

生活の導線を意識する

生活の導線や使用用途を検討した上で、どこにテラスを設置するのかを決めましょう
たとえば、テラスで食事をしたい場合、リビングと隣接させると便利です。
「日光浴を楽しみたい」と考えているなら、周辺建物の配置や方角を考慮する必要があります。

「なんとなくおしゃれだから設置したい」という理由では、せっかくのテラスを活かせない可能性も。
テラスを作ってから「想像と違う」と後悔しないために、事前に具体的なイメージを膨らませておくことが重要です

近隣住宅に配慮する

テラスの位置や近隣住宅との間隔にもよりますが、室内にいる感覚のままテラスで過ごしているとトラブルに発展するケースがあります

近隣の方とのトラブルの例を、いくつかピックアップしました。

・ホームパーティ時の騒音がストレス
・子どもやペットの声がうるさい
・バーベキューのにおいが洗濯物についた
・バーベキューの煙が迷惑

上記のようなトラブルを避けるために、近隣住宅に配慮した行動を心がけましょう。

プライバシーを確保する

テラスを設ける際は「どのようにプライバシーを確保するか」を考えなければいけません。

外からの視線を遮断し話し声が漏れないように、隣家と接しない位置に配置すると安心ですね
外壁や格子、植物などで目かくしするのも方法のひとつです。

屋根を後付けするなら気候に合ったものを選ぶ

テラスに屋根を後付けするなら、気候に合ったものを選びましょう
積雪量が多い地域では、雪の重みで屋根が壊れる危険性があります
屋根に直接雪が積もるのはもちろん、2階から落ちてきた雪が衝撃を与える場合も。

2階の屋根から雪が落ちてこない位置にテラスを配置する、こまめに雪を下ろす……といった対策が求められます。

テラスがあればアウトドアやガーデニングを楽しめる

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今回はテラスの種類や、ベランダ・バルコニー・デッキとの違いをご紹介しました。
テラスを設置するとバーベキューやガーデニングを楽しめます。

ただし、テラスの劣化を防ぐためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
掃き掃除でこまかな汚れを取り除き、防腐剤や防カビ剤を塗布する必要があります。

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