カウンターキッチンで収納アップ~レイアウトやデメリットも解説~の画像01

今回はカウンターキッチンについて、基礎知識からメリット・デメリット、リフォーム方法までを解説していきます。
収納力をアップさせる方法キッチンのレイアウトを知りたい人もぜひ読んでくださいね。



「カウンターキッチンをいつか我が家に導入したい」という人必見!
メリットだけでなく、意外なデメリットもあるから気をつけて。
リフォームの相場やDIYアイデアも紹介するのでお楽しみに♪

カウンターキッチンとは?人気はおしゃれなフラット対面式

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カウンターキッチンとは、調理台がダイニングと向かい合う形で配置されているタイプのキッチンのことです。
従来のキッチンは目隠しをしているのが一般的でしたが、カウンターキッチンでは間仕切りがないので全部見えています。
料理をしながら家族とコミュニケーションが取りたいと考えている人には、魅力的ですよね。

生活感が出やすいキッチンもおしゃれなインテリアをそろえれば、来客があったときでも堂々と見せられます。
カウンターキッチンをフル活用して、お気に入りのキッチンに仕上げてくださいね!

ここではカウンターキッチンの基礎知識として、フルオープンタイプとセミオープンタイプの2種類について解説していきます。

▼フルオープンタイプ

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フルオープンタイプは、その名の通り調理台の前に壁がなく、ダイニングからキッチンが完全に見えている形式です。
キッチンとダイニングが1つの空間でつながるため、開放感があるのが嬉しいですね。キッチンにいても顔を見ながら会話できるのも特徴の一つです。

このフルオープンタイプは、さらに下記の2種類に分類されます。

■アイランドキッチン
調理台が完全に独立しているタイプのカウンターキッチン
もっとも開放的かつおしゃれで、複数人で作業するのに向いている

■ペニンシュラキッチン
調理台の片方が壁に接しているタイプのカウンターキッチン
半島(=ペニンシュラ)が壁から突き出ているイメージで、上の写真はペニンシュラ型

▼セミオープンタイプ

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セミオープンタイプは、キッチンとダイニングの間に壁があり、小窓のように一部が開いている形式です。
カウンターキッチンが良いけれど、完全に見えてしまうのは抵抗があるという人に向いています。

セミオープンタイプの特徴として、調理台の上に吊り戸棚が設置されていることが挙げられます。
キッチンは料理道具や食器、調味料などを収納する場所が必要ですので、空間をムダなく使える仕様と言えます。
調理台下の収納と合わせれば、かなりのスペースを確保できます。

カウンターキッチンの人気はフラット対面式

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カウンターキッチンは、調理台とダイニングの仕切り部分を少し高くして手元を隠す「ステップ対面式キッチン」が主流でしたが、現在では手元を隠さないタイプも人気があります。
このタイプは「フラット対面式キッチン」と呼ばれており、調理台に仕切りがなく平坦になっています。

フラット対面式は、キッチンのインテリアにもこだわりたい人にオススメです。
すべてオープンな状態になりますので、調理道具から食器用洗剤、スポンジなどの小物まで見た目を意識して、洗練されたキッチンを演出してみてはどうでしょうか。

カウンターキッチンのデメリットは匂い・水音・油跳ね

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カウンターキッチンにはデメリットもあります。
良い部分だけを見て決めてしまうと、「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔のもとになってしまいますので、あらかじめしっかり把握しておきましょう。

主なデメリットとしては、キッチンからダイニングへ匂い・水音・油跳ねのリスクがあること。いくらインテリア的におしゃれだったとしても、ダイニングにまで悪影響があっては困りますよね。

以降で詳しく解説していきますので、一緒に見ていきましょう。

カウンターキッチンは匂いが部屋に回りやすい

カウンターキッチンは間仕切りがなくて開放的な反面、調理中の匂いがリビングやダイニングに回りやすいというデメリットがあります。
肉や魚を焼いているときは、いつも以上に換気扇をまわしておいた方が良さそうです。

調理後も30分くらい換気扇をまわしておくと、匂いが残りにくくなります。
フルオープンのカウンターキッチンを使う場合には覚えておきましょう。

カウンターキッチンは水音や調理音が気になる

料理をしているときの水音や調理音が、リビングやダイニングに伝わりやすいこともカウンターキッチンのデメリット。
料理中は意外と大きな音が出ていますので、家族がリビングでテレビを見ていると、妨げになってしまうかもしれません。

カウンターキッチンのお家に住むことを考えるのであれば、ご家族のライフスタイルに合っているか検討する必要がありますね。

カウンターキッチンは水跳ね・油跳ねしたら掃除が大変

フルオープンタイプのカウンターキッチンでは、流し台からの水跳ねやコンロからの油跳ねに困ることもあります。

コンロの前に壁があるタイプなら、油が跳ねても壁を掃除すれば良いだけですが、壁がないタイプでリビングまで飛び散ってしまうと大変です!
カウンターテーブルや椅子を設置している場合は、それらも一通り掃除しなければなりません。

もしコンロの前に壁がないのであれば、ガラス板を設置するなど工夫が必要です。

カウンターキッチンは収納力・利便性・開放感がメリット

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続いて、カウンターキッチンのメリットについて解説します。
わかりやすいところでは、料理中もダイニングまで目が届くので、子供とコミュニケーションが取れること。独立した部屋のように区切られたキッチンでは、なかなかそのようにはいきません。

他にもメリットはたくさんありますので、順番に紹介していきます!
カウンターキッチンのあるお家に住むことをイメージしながら読んでみてくださいね。

カウンターキッチンは収納力が高い

カウンターキッチンは、調理台の下にある収納に加えて、調理台の前に立ったときの背面にも収納スペースがあります。
備え付けの棚の有無は家のレイアウトによって違いますが、冷蔵庫置き場のほか、食器棚などを置くスペースもあるのが一般的です。

さらに先ほど解説したセミオープンタイプでは、調理台の上に吊り戸棚を設置できることもあり、高い収納力が期待できます。

カウンターキッチンは開放的で部屋が広く見える

開放的でLDKが広く見えるのもカウンターキッチンの魅力です。

通常の完全壁付けタイプのキッチンは半個室のような形になっているため、キッチンだけ分かれている印象になります。

一方、カウンターキッチンではリビング・ダイニングと合わせて1つの大きな空間ができますので、開放感や広さを重視する人におすすめです。
特に、フルオープンタイプは調理台の上も開いていますので、キッチンからダイニングはもちろん、リビングまでをも見渡せますよ。

カウンターキッチンは家族が家事を手伝いやすい

カウンターキッチンだと調理台とダイニングが近いため、家族が家事を手伝いやすいというメリットもあります。
たとえば料理が乗ったお皿をキッチンからダイニングに運ぶのも、カウンターキッチンならスムーズに手伝えますよね。

また、キッチンの様子が外から見えることで忙しさや進捗状況が自然に伝わって、気軽に家事を分担できそうです。
普段のなにげない家事を通して家族のコミュニケーションが取れるのも、カウンターキッチンの良いところですよ。

カウンターキッチンに椅子を置けばおしゃれなスペースに

カウンターキッチンの外側には、「サービスカウンター」と呼ばれる奥行きの狭いテーブルが設置されているタイプもあります。
このサービスカウンターは配膳用に用意されているものですが、ほかにも使い道があります。

小さな椅子やスツールを置いてバーカウンターのようにお酒を楽しんだり、子供用の宿題机としても活躍したり。軽食なら十分に食卓としても使えますので、朝食用テーブルとして使っても良さそうです♪

カウンターキッチンのインテリアレイアウトを楽しめる

もともとキッチンは目立たない場所にあり、雑多なものがあふれて生活感が出やすい場所と言えます。
その点、カウンターキッチンは常に周りから見える状態になっていますので、良い意味で緊張感があり、インテリアレイアウトを楽しむことができます。

初めてカウンターキッチンにするときは抵抗感があるかもしれませんが、リビング・ダイニングからお気に入りのキッチンを眺めるのもイイ気分かもしれません。

カウンターキッチンをリフォーム~DIYする方法もある?!~

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ここでは、カウンターキッチンをリフォームしたい人に向けて、改装のポイントや相場などを解説します。後半ではDIYする方法も紹介しますよ。

分譲マンションや戸建てに住んでいる人は、基本的に自由に内装を変えることができますが、以下の注意点があります。

カウンターキッチンリフォームの注意点
・キッチンのリフォームは水道管やガス管などを移動させなければならないため、費用が高くなる傾向にある
・マンションの構造上、壁付けのキッチンをカウンターキッチンに変えることができない可能性もある

壁付けキッチンからカウンターキッチンにするリフォーム費用の大まかな相場は、以下の通りです。

タイプ 設備費用 工事費用 総額
セミオープン 50〜100万円 20〜40万円 70〜140万円
フルオープン (ペニンシュラ) 80〜120万円 40〜60万円 120〜180万円
フルオープン (アイランド) 100〜150万円 60〜80万円 160〜230万円

費用に関しては、設備のメーカーやグレード、工事を依頼する業者によって大きく変わってきます。必ず複数を比較検討して決めるようにしましょう。

なお、カウンターキッチンにリフォームすると、部屋が今より狭くなる可能性があります。
これは、背面から作業台を分離して、作業スペース(動線)を確保しつつ新たにカウンターキッチンを設置するために、どうしても相応の面積が必要になるからです。
リフォームの設計図を見る際は、部屋全体のバランスを確認するようにしましょう。

カウンターキッチンをDIYする方法がある

「カウンターキッチンにしたいけど、リフォーム費用が出せない」「賃貸だからリフォームできない」という人には、DIYする方法があります。
さすがにDIYで水道管などの移動はできませんが、キッチンとダイニングの間にカウンターを設置すれば、簡易的なカウンターキッチンを実現できるのです。

キッチンカウンターの作り方としては、カラーボックスをいくつか並べて上に天板を乗せる方法が一般的です。収納力のあるキッチンカウンターだと、とっても便利ですよ♪

さらに、カウンターの上にディアウォールなどを設置すれば、壁に穴を開けなくてもキッチンと間仕切りを作ることもできます。
DIYが好きな人は、キッチン周りを機能的にアレンジしてみてくださいね。

ディアウォールとは・・・
賃貸向けに壁・床・天井をキズつけることなく、棚を設置できるキットです。
棚板を固定するだけで、誰でも簡単に棚のDIYできますよ。
メーカーのホームページに使用方法が詳しく載っています。

ディアウォールを使った棚のDIYは、こちらの記事をチェック!
<関連記事>インスタグラムで発見!おしゃれなDIY棚のアイデア実例12選

カウンターキッチンの賃貸物件ならニフティ不動産へ

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カウンターキッチンを設置したい人に向けて、基本的な種類からメリット・デメリット、リフォーム費用までを解説してきました。
賃貸マンションに住んでいる場合は、カウンターを設置してカウンターキッチン風にDIYする方法を紹介しましたが、やはり「水回りやコンロもほしい!」という人もいるでしょう。

そんなときは賃貸ならではの選択肢として、カウンターキッチンがある賃貸マンションに引っ越すというのも一つの手です!
もともと引っ越しの予定がある人は、物件探しの条件にカウンターキッチンを追加してみてください。

カウンターキッチンがある賃貸マンションを探したくなったら、ぜひニフティ不動産で検索を!
ニフティ不動産の「こだわり条件検索」で、カウンターキッチンにチェックを入れれば、物件の絞り込みがカンタンにできますよ♪

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