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「実際のランドリールームが気になる」という方は、あわせてご紹介するおしゃれなランドリールーム実例をぜひ参考にしてみてくださいね!



ランドリールームとは?サンルームとの違いは?

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ランドリールームとは、洗濯に関する家事を集約した部屋のことです。ランドリールームで洗濯から乾燥、アイロンがけ、たたむ、収納までまとめて行うことで、家事効率が上がります。

従来の一戸建てでは、「1階で洗濯した物を2階に運んで干す」などの上下動が多く、洗濯に時間と労力がかかっていました。それらを解消してくれる設備がランドリールームです。

ランドリールームに設置するアイテムは?
・洗濯機・乾燥機
・洗面台・スロップシンク
・物干し竿・室内物干しユニット
・作業台・アイロン台
・収納棚・ラック など

ランドリールームとサンルームの違いは?

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ランドリールームに似たものとして、サンルームがあります。
サンルームは全面ガラス張りにするなど、日光をとりいれるための部屋を指します。そのため、サンルームは洗濯物を干すだけでなく、テーブルや植物などを置いてリビングの延長としても利用できます。

ランドリールームとサンルームの違い
・ランドリールーム・・・洗濯専用の部屋
・サンルーム・・・室内干し+αの多目的な部屋

アパートやマンションでは、ガラス張りに限らず「室内干し用の窓際のスペース」をサンルームと呼ぶ場合もあるよ。

ランドリールームはいる?いらない?

「ランドリールーム」をネット検索すると、「後悔」や「いらなかった」といった意見も見受けられます。
ランドリールームにメリット・デメリットはありますが、まずは「マイホームに室内干しが必要か」について考えてみましょう。

総務省統計局のデータによると、年間降水日数の全国平均は120日
つまり、1年のうち3分の1は雨の日となります。

年間降水日数のトップ5は?
1位・石川県・・・194日
2位・秋田県・・・192日
3位・富山県・・・186日
4位・新潟県・・・182日
5位・福井県・・・181日

また、ライフスタイルの変化によって、

・夜にしか洗濯機を回せない
・仕事で日中は家にいない

という家庭も増えています。

これらのことから部屋干しは必要不可欠であり、洗濯に関する家事を集約・効率化できるランドリールームは、現代の働き方に合っていると言えるのではないでしょうか。

ランドリールームのメリットとデメリット・向いている家庭は?

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ランドリールームにはメリット・デメリットがあります。
配置や間取り、動線を間違えると、家事効率が低下することも。
そんな失敗をしないためにも、メリットだけでなくデメリットまでしっかり確認しておきましょう。

ランドリールームのメリット

・洗濯関連の家事を効率的にできる
・天気の悪い日でも洗濯できる
・花粉やPM2.5、排気ガスなどを防げる
・来客時に洗濯物の室内干しが目立たない
・防犯対策に役立つ

ランドリールームの最大のメリットは、洗濯関連の家事が一ヵ所で済むこと。無駄な移動や動作が減って、家事がラクになります。

また、ランドリールームがあれば、雨や強風で外干しできない日でも気にせず洗濯できます。花粉症や大気汚染の影響から外干しを避けたい人にもおすすめです。

急な来客時に慌てて洗濯物を隠した経験のある人もいるでしょう。洗濯物が見えると生活感が出てしまうので、専用スペースを設けておくと便利です。

洗濯物を外に出しっぱなしでいると、不在がバレて泥棒に侵入される恐れがあります。ランドリールームの導入は防犯対策にもうってつけですよ。

ランドリールームのデメリット

・建築費用がかさむ
・一定の広さと通気性が必要
・使いにくいとただの物置になる

一般的に、床面積を1坪増やすと50〜70万円ほど建築費用がアップすると言われています。限られた費用や面積の中で本当にランドリールームが必要か、しっかり検討しましょう。
それでもランドリールームをつくりたいなら、無駄のない間取りに工夫すべきです。

たとえば35坪・4LDKの家にランドリールームをつくるなら、各部屋は6畳程度にして、収納はファミリークローゼットにまとめるのがおすすめだよ。

また、室内干しにはある程度の広さ通気性が欠かせません。
湿気が多いと洗濯物が乾きにくいだけでなく、部屋にカビが生える恐れもあります。

さらに、ランドリールームの使い勝手が悪いと、ただの物置になってしまう可能性もあります。

ランドリールームの使い勝手をよくするために、

回遊できる動線にして、ランドリールームを行き止まりにしない
・洗濯物を畳むのが苦手な人は、畳まずにしまえるファミリークローゼットを併設する

など、ランドリールームの効果を最大限に発揮できる動線や間取りにしましょう。

ランドリールームが向いている家庭は?

ランドリールームはこんな家庭におすすめです。

・共働きで在宅時間が少ない
・子供の洗濯物がたくさん出る
・落ち着いて作業できるスペースがほしい

一方で、ランドリールームをつくると一ヵ所にこもりがちになるので、気分転換にちょくちょく作業の場所を変えたいという人にはおすすめできません。

・リビングでテレビや音楽をつけて作業したい
・子供の面倒をみながら洗濯物を片づけたい

このような家庭ではランドリールームは不向きと言えるでしょう。

ランドリールームの間取り・広さ・収納のおすすめは?

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使い勝手のよいランドリールームをつくるには、どこに注意すればいいのでしょう。
ここでは、ランドリールームの間取りや広さ、収納について解説します。

ランドリールームの間取り

ランドリールームは、下記のような他の家事や生活の動線とつながる配置が効果的です。

・洗面所と兼用
・キッチンスペースの横
・ベランダ・ウッドデッキの横

●ランドリールームを洗面所と兼用にする

どの間取りの家でも取り入れやすいのが、ランドリールームを洗面所(脱衣所)と兼用にするアイデアです。洗面所に1畳程度足せば、室内干しや部屋干しファンの設置スペースを確保できます。脱いだ衣服をそのまま洗濯機に入れ、風呂の残り湯で洗濯すれば、エコの観点でも◎です。

●ランドリールームをキッチン横に配置する

他の家事とのつながりを重視するなら、キッチンの近くにランドリールームをつくる間取りがおすすめです。
キッチン横にランドリールームがあると、調理や片付けのすきま時間に洗濯作業を行えます。
リビングで子供を遊ばせながら、目が届く範囲で家事を済ませたいという人に人気の間取りです。

●ランドリールームをベランダ横に設置する

家族4人分の衣類(6kg)を洗濯すると、洗濯物の重量は8.6kgになります。
「天気がよい日は外干ししたい」と考えるなら、ランドリールームはベランダやウッドデッキに近い間取りがよいでしょう。

ランドリールームの広さ

ランドリールームに必要な広さは2〜3畳が目安です。
これなら2mの物干し竿2本40〜50cmほどの間隔を空けて設置できるため、家族4人分の洗濯物を一度に干せます

衣類乾燥機や浴室乾燥機をメインに使う場合は、ホスクリーンやホシ姫サマなどの昇降式の物干しポールを選ぶとランドリールームがすっきりします。
反対に、物干しを常設するならアイアンバーでおしゃれに見せるのもアリでしょう。

ランドリールームの収納

ランドリールームには棚や収納ボックスを設置して、家族共通の収納をつくると便利です。特に、洗面・脱衣所と兼用する間取りであれば、パジャマや下着、タオル類はランドリールームにまとめてしまっておきましょう。

また、それ以外の衣類もなるべく近くに収納するのが効率的です。
ランドリールームにファミリークローゼットユーティリティールームを併設しておくと、ハンガーに干した衣類をそのまま収納にスライドできるので、畳む手間を省けますよ。

ランドリールームは乾かない?有効な湿気対策とは?

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ランドリールームで大切なのは換気湿気のコントロールです。
せっかくランドリールームをつくっても、「洗濯物が乾かない」「部屋干し臭が気になる」という事態を防ぐために、室内干しで注意すべきポイントをチェックしましょう。

ランドリールームの換気対策

ランドリールームでは、

・窓を2方向につける
・トップライト(天窓)をつける
・ドアを引き戸にして常時開放する
・換気扇やサーキュレーターを設置する

などの方法で、通気性をよくしましょう。

ランドリールームの湿気対策

ランドリールームの方角は日の当たる南向きや西向きがベストですが、湿気をうまくコントロールできれば北向きであっても問題ありません。
除湿機部屋干しファンを使って、できるだけ短時間で乾かすことが部屋干し臭を防ぐポイントです。

部屋干し(日差しなし・窓なし)にかかる時間は?
・換気扇+除湿機・・・約8時間
・換気扇+部屋干しファン・・・約14時間

昇降式の物干しポールであれば、なるべく高い位置に上げたままにしましょう。また、エアコンで室温を上げると相対湿度が下がるので、洗濯物が乾きやすくなります。

ランドリールームのおしゃれ実例【Instagramより】

ここでは、おしゃれなランドリールームの実例をインスタグラムから5つ紹介します。

実例①西側に大きな窓!作業が楽しくなるランドリールーム

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e._._mana_homeさん

西側に日当たりのよい大きな窓を備えたランドリールームの実例。
夏の青空や冬の夕日を眺めながら、カウンターで洗濯物を畳める仕様になっています。
窓にカーテンをつけず、開放感を楽しめるのがランドリールームの魅力です。

物干しは森田アルミ工業の「kacu」。
やさしい色味の空間に黒のアイアンバーがキリッとした印象を与えています。
こちらはシーツが干せる長さに調整されたそうです。

洗面所とは引き戸で区切られていて、収納力もバッチリ!

実例②つくってよかった!広々5畳のランドリールーム

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a__mi.ouchiさん

脱衣所と兼用で、広々とした5畳のランドリールームを実現。
南向きの窓と空気循環ファンのおかげで、洗濯物がよく乾きます。

ご主人のこだわりで実現したランドリールームは、住んでみたらご家族のライフスタイルにぴったりフィットしたそうです。

チェストを覆う棚は、アイロンがけや畳むときの作業台に。

実例③人気の平屋!機能性に優れたランドリールーム

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panagram_2021さん

人気の平屋で洗面所兼ランドリールームの実例。
スロップシンクと洗濯機を横並びにすることで、汚れ物をそのまま洗濯機へ入れられる動線を確保しました。

壁の空いた空間には可動棚を設置して、収納力を高める工夫も。
部屋の中央は生活動線をしっかり確保して、使いやすさと効率のよさを両立しています。

実例④家事楽!ウッドデッキにつながるランドリールーム

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___hoshi.homeさん

掃き出し窓の向こうはウッドデッキ。
ランドリールームからそのまま洗濯物が干せる動線です。

こちらのお宅は洗面・脱衣所を兼ねた5.3畳のランドリールームにウォークインクローゼットをつなげた間取りで、「洗う・干す・畳む・収納」のすべてが一ヵ所で完結します。

ナチュラルカントリー調のとってもおしゃれなランドリールーム。その他のお部屋もぜひインスタグラムからチェックしてみてください。

実例⑤アイデア動線!独立型ランドリールーム

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namiiiii_ar_homeさん

北欧・スカンジナビアスタイルのランドリールーム実例。
独立型のランドリールームに脱衣所やバルコニー、ファミリークローゼットを隣接した便利な間取りです。

外干しのバルコニーはルーバーで視線を遮っています。
こちらは見た目だけでなく、防犯面でも役立つのでおすすめです。

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namiiiii_ar_homeさん

ランドリールームと脱衣所の一画は、このようにカウンターを挟んでつながっています。
洗濯前と洗濯後の物の移動がスムーズにできて、便利なアイデアです。

脱衣所側にはロールカーテンが設置してあり、来客時には閉められる構造になっています。

ランドリールームで家事ラク!快適なマイホームにしよう!

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ランドリールームをうまく配置すれば、「洗う・干す・畳む・収納」など洗濯に関する時間と手間を短縮できます。
特に、忙しい共働きの家庭では、ランドリールームは家事負担軽減に欠かせない設備と言えるでしょう。

ランドリールームを活かすポイントは、「家事動線・生活動線に合わせた配置」と「換気・湿気対策の徹底」です。
この記事を参考にして、ライフスタイルに合ったランドリールームを見つけてくださいね。

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