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高齢者の引っ越しによって高まるリスク

引きこもり

どんな人でも、見知らぬ土地への引っ越し直後は周りに知り合いがいません。若い人であれば、転勤先や子どもの学校関係など、次々に知り合いが増えていく機会があります。

しかし、リタイアしたシニア層には、知り合いができるきっかけそのものがなかなか訪れません。

また、引っ越す前は散歩や買い物を日課にしていた人でも、不案内な土地に引っ越すと外に出ただけで疲れてしまうものです。とくに、シニアになると行動力が低下する傾向にあるといわれています。公園に行ってみようとトライしてみたはいいものの、道に迷ってしまったというような経験が重なると、外出が億劫になってきてしまいます。

知り合いもおらず、出かける場所もない引越し先では、引きこもりにならないよう注意が必要です。

うつ病

話し相手がおらず、家に引きこもるだけの生活が続けば、だんだん気分が落ち込んできます。また、引っ越しそのものの疲れから体調を崩してしまったり、新しい家の勝手がわからず思うように家事が進まなかったりすると、自信を失うことになりかねません。

自分のあるべき姿と実際の姿にギャップが生まれると、うつ病を発症しやすくなります。表情が乏しくなり、何事にも自信のないそぶりが増えていないか注意しましょう。

認知症

認知症予防には、人と会話をして脳内の活性化をはかることが有効とされています。また、手を頻繁に使ったり、散歩や軽度のスポーツなども、脳機能の活性化に有効です。

引っ越しに伴い、人と話さず、外にも出ない生活を続けていては、認知症発症のリスクが高くなりがちです。もともと認知症の傾向があった人は、さらに進行しないようケアが必要です。

寝たきり

引きこもりが高じると、寝ている時間が多くなってきます。また動かないことにより、足腰の筋力が弱まってしまいます。

こんな状況が続いた結果、ちょっとした段差でつまずき、転んで骨折などしてしまうと、寝たきりの生活を余儀なくされるというケースは少なくありません。

せっかく引っ越しをしたのに、病院のベッドで長期間を過ごすという事態にならないよう、注意しなければなりません。

同居の場合の対策

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引っ越しによる高齢者の引きこもりや寝たきりを防ぐためには、家族の協力が欠かせません。とくに、子ども夫婦や孫と同居するための引っ越しなら、家族ができることがたくさんあります。

家族のだんらんをつくる

まずは、家族間で会話をする時間をきちんとつくることです。もちろん、生活時間帯の違いから、各自食事の時間がバラバラということもあると思います。

なので、毎日は難しくとも、週の何日かは夕食をみんなで一緒に取り、今日あった出来事を話せるような空間づくりを心がけましょう。

家事をお願いする

家事を分担してお願いするのもよい方法です。責任感が生まれ、生活にハリが出ます。とくにお嫁さんなどは、夫の父母に家事をお願いするのを負担に感じてしまうかもしれません。

しかし、本人のためと思い、洗濯物たたみなど身体への負担が軽いものを頼んでみしょう。

別居の場合の対策

こまめに電話をする

別居の場合、まずは会話を増やすため、まめに電話をすることをおすすめします。一日の終わりに電話をすれば、安全確認にもなって一石二鳥です。

一緒に近所の探索に出かける

引っ越し直後のなるべく早い段階で、親御さんとともに近隣へのご挨拶や散歩に出かけましょう。

スーパーや病院、クリーニング店など、近所のサービスをチェックしておけば土地勘がつかめて安心が増えますし、親御さん本人も思い立ったときに出かけられます。

同居・別居共通の注意点

外とのつながりをつくる

引っ越し後のさまざまな症状を抑えるためには、家族のサポートだけでは足りません。周囲の人と触れ合い、交流が生じることで、シニアの人生はイキイキしてきます。

そのためには、親御さんが積極的に外へ出かけられる環境づくりをするのが、家族の務めです。親御さんの趣味に沿ったシニアサークルやスポーツクラブの情報を集め、入会をすすめるのもよいかもしれません。

引きこもりが続き、何をするにも億劫になってしまうと、誘いにも応じてくれなくなりがちです。

何かと頼りにする

人は、社会的な役割を与えられれば、いつまでも元気でいられるものです。同居でも別居でも、この点に変わりはありません。

子どもを預かってほしい、旅行中にペットの面倒をみてほしいといったお願いごとをするのも有効です。高齢の親に頼みごとをするのは気が引けるかもしれませんが、いつまでも健康でいてほしいと願うなら、頼りにできる場面ではお願いする方が、実はお互いにとってもプラスになります。

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おわりに

引っ越しによる高齢者の不調は、ほとんどが会話の減少や外出をしなくなることから始まります。いずれもその土地に慣れ親しみ、知り合いができるにつれて解消されてくることでしょう。家族はシニアがアクティブに暮らせるよう、サポートすることが肝心です。

このように、高齢者の引っ越しについては考えてあげたいことがたくさんあります。せめて引っ越し会社くらいは、簡単に選びたいですよね。ネットの一括見積サイトなら、相場も底値もすぐに知ることができて安心ですよ。ぜひ利用して、納得の引っ越し会社を探しましょう。