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具体的には、

・室内で犬を飼うメリットとデメリット
・室内犬に必要なものと準備すべきこと
・室内犬のしつけとお世話のポイント
・室内犬を昼間留守番させる方法

などを解説しますので、ぜひ室内犬を家族にするかどうかを検討する際の参考にしてみてくださいね。



室内で犬を飼うメリット・デメリット〜散歩はいらない?〜

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在宅ワークが増えて、「1人暮らしで寂しい」「賃貸だけど犬を飼いたい」という人が増えています。
室内で犬を飼う際にはメリット・デメリットを理解して、犬が暮らしやすい環境を整えることが大切です。

室内で犬を飼うメリット

まず、室内で犬を飼うメリットについて紹介します。

室内で犬を飼うメリット
①安全性が高い
②寄生虫・熱中症のリスクが少ない
③信頼関係を築きやすい

室内で犬を飼うメリット①安全性が高い

犬を室内で飼う1つ目のメリットは安全性の高さです。
外飼いだと脱走の恐れがあり、迷い犬や事故のリスクがありますが、室内飼いならそのリスクは低くなります。

室内で犬を飼うメリット②寄生虫・熱中症のリスクが少ない

外飼いだと、マダニ・ノミなどの寄生虫にさらされたり、夏場には熱中症になったりする心配があります。
その点、室内飼いであれば、適切な空調管理で熱中症のリスクを減らせるでしょう。
また、マダニやノミなどの寄生虫もある程度予防しやすくなります。

室内で犬を飼うメリット③信頼関係を築きやすい

犬は本来群れですごす動物。室内飼いでひとりになる時間が少ないのは、犬にとってよいことです。
毎日コミュニケーションをしっかり取れれば、愛犬との信頼関係を築きやすくなるでしょう。

室内で犬を飼うデメリット

次に室内で犬を飼う際のデメリットを紹介します。

室内で犬を飼うデメリット
①抜け毛・においが発生する
②部屋の中を散らかす
③誤飲誤食の恐れ
④騒音(鳴き声)が問題となることも

室内で犬を飼うデメリット①抜け毛・においが発生する

室内で犬を飼うデメリット1つ目は、抜け毛やにおいなどの問題です。飼い主本人はにおいに慣れていて平気でも、近隣住民が気になるというケースもあります。
このような問題は、犬のお手入れや掃除次第で解消できます。

室内で犬を飼うデメリット②部屋の中を散らかす

室内を散らかしたり、イタズラしたりするのは、犬にとってはただの遊び。悪いことをしている意識はありません。
飼い主の側で、犬が届かないところに物を置いたり、隠したりすることで、イタズラしにくい環境をつくりましょう。
また、イタズラが激しい場合には、愛犬の運動量や食事量が足りていない可能性があります。散歩の量を増やすなどの工夫をするとよいでしょう。

室内で犬を飼うデメリット③誤飲誤食の恐れ

室内で犬を飼う際は、誤飲誤食の恐れのある物を放置しないのが鉄則です。
しかし、ペットシーツや家具、壁紙などを愛犬がかじってしまうことはよくあります。
かじった物を飲み込んでしまわないように日頃からしつけるようにしましょう。外出時にも監視できるようWebカメラをつけることを検討してもよいでしょう。

室内で犬を飼うデメリット④騒音(鳴き声)が問題となることも

ペット可の物件であっても、無駄吠えや騒音はご近所トラブルになりやすい問題です。
ただ、「無駄吠え」と言っても犬にとっては無駄ではありません。飼い主が吠える原因を探って、正しく対処してあげましょう。

室内犬は散歩しない?

「室内で犬を飼うなら、散歩は不要」という意見を耳にしたことがあるかもしれません。
しかし、そんな考えは大間違いで、基本的に犬に散歩は不可欠です!
犬の散歩には、運動不足やストレスを解消する他に、社会性を身につけさせる目的もあります。
1回30分・1日2回を目安に、犬種や体調、年齢に合わせて散歩させましょう。

室内犬人気ランキング10・飼いやすい犬種は?

室内で犬を飼う際に人気の犬種は何なのでしょう?
ジャパンケネルクラブの犬種別犬籍登録頭数によると、人気の犬種は以下の通りです。

人気ランキング10

1位 プードル
2位 チワワ
3位 ダックスフンド
4位 ポメラニアン
5位 フレンチブルドッグ
6位 ミニチュアシュナウザー
7位 柴
8位 ヨークシャーテリア
9位 マルチーズ
10位 シーズー

出典:2021年(1月〜12月)犬種別犬籍登録頭数|一般社団法人ジャパンケネルクラブ

賃貸マンションでペットが飼える物件でも、ほとんどが小型犬に限定されています。
小型犬とは、成犬時の体重が10kg未満の犬のことです。

ここでは、室内犬(小型犬)の人気トップ5を紹介します。
犬の性格や体質などは個体差(血統)が大きく影響するため、あくまで目安として見てくださいね。

室内犬の人気1位 トイプードル

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・サイズ 体高26〜28cm、体重3kg前後
・性格 利口でしつけやすい、好奇心旺盛
・価格 20〜30万円

トイプードルは室内犬の中では不動の人気者。まるでぬいぐるみのような愛らしさが魅力です。
抜け毛が少なく、犬特有の体臭も少ない犬種です。
ただし、毛がもつれやすいので毎日のブラッシングは欠かせません。また、毛玉ができやすいので定期的なトリミングも必要です。

室内犬の人気2位 チワワ

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・サイズ 体高15〜25cm、体重1.8〜2.7kg
・性格 甘えん坊、献身的
・価格 15〜20万円

チワワは愛玩犬として人気の高い犬種です。体が小さいので警戒心が強く、吠えやすい傾向があります。
チワワは一途で、愛情を飼い主だけに集中させます。また、他の犬種よりもチワワ同士の方が仲良くなりやすいです。
歯が弱く偏食なため、デンタルケアをまめに行いましょう。

室内犬の人気3位 ミニチュアダックスフンド

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・サイズ 体高21〜25cm、体重5kgほど
・性格 遊び大好き、フレンドリー
・価格 10〜20万円

ミニチュアダックスフンドは、生まれつき友好的で辛抱強い犬種です。神経質さや攻撃性はありません。
飼い主には従順ですが、狩猟犬だったため吠えやすい一面があります。
また、ヘルニアになりやすい・太りやすいなどの傾向があるので、日常的に滑らない場所でしっかり運動させましょう。

室内犬の人気4位 ポメラニアン

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・サイズ 体高13〜28cm、体重3〜6kg
・性格 友好的、活発、寂しがり屋
・価格 10〜20万円

ポメラニアンは好奇心旺盛で、小さいながらも丈夫な犬種です。飼い主への依存度が高く、寂しがり屋な一面もあります。
毛並みの美しさを保つためにまめにブラッシングを。きちんとしつけをしないと噛み癖や吠え癖がつきやすいため、購入前に性格や相性をよく見ておきましょう。

室内犬の人気5位 フレンチ・ブルドッグ

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・サイズ 体高28〜33cm、体重8〜10kg
・性格 愛情深い、社交的
・価格 15〜30万円

フレンチ・ブルドッグは低い鼻と筋肉質な体型が特徴的。短毛で手間がかからず、吠えにくい犬種です。とてもフレンドリーな性格で、飼い主以外の人や他の犬とも仲良くなれます。
食欲旺盛で太りやすいので、食事量と運動量に注意してください。また、鼻が短いため体温調節が苦手です。夏場は涼しい場所で飼いましょう。

室内犬の人気=飼いやすさでなはい

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人気ランキングの7位に入った柴犬
特に豆柴(小さな柴犬を指す俗称)は、室内犬として飼いやすいと思う人が多いようです。

しかし、柴犬は洋犬と比べて自我の強い犬種です。
柴犬は自分が違うと思えば、簡単には従いません。気が強くて意思をはっきり示します。
そのため、飼い主が規律とマナーをしっかり教えて、リーダーとして導いてあげないといけません。

柴犬は初心者が飼うには難易度が高く、しつけに手を焼くケースも多いので、その特性や個性を十分に理解してから検討しましょう。

ランク外のおすすめ犬種は?

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ビション・フリーゼはフランス語で「飾る巻き毛」を意味します。その名の通り、ふんわりした綿あめのような毛並みが魅力です。
ビション・フリーゼはフレンドリーな性格で、大型犬とも上手にコミュニケーションできます。利口で従順なのでしつけやすく、初心者でも飼いやすい犬種と言えます。

抜け毛は少なめですが、からまりやすいので毎日のブラッシングは欠かせません。また、小型犬ではありますが非常に活発なので、散歩の運動量も多めにしてあげましょう。

室内で犬を飼うために必要なもの・準備すべきこと

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室内で犬を飼う際に、必要なグッズは何なのでしょう?
また、どんなことに気をつけて準備したらよいのでしょうか?

ここでは、室内犬の必須アイテム飼育環境の注意点についてまとめました。

室内で犬を飼うために必要なもの

室内で犬を飼うときに必要なアイテムやグッズは以下の通りです。

アイテム・グッズ 内容・目的
ケージ・ベッド(ハウス) 犬が落ち着けるテリトリーを用意する
サークル・ゲート 子犬のうちは完全放し飼いはNG
マット 犬の足や関節のために、滑りにくい環境にする
トイレ・ペットシート まずは室内でトイレ→お散歩デビュー後は家・外の両方でトイレできるようにする
ドッグフード 犬の年齢や大きさ、アレルギー等に合わせたものを選ぶ
食器・給水器 犬のサイズに合ったもの(早食い防止の食器もある)
首輪・ハーネス・リード 散歩や通院時の必須アイテム
クレート・キャリーバッグ 移動時に備えて、日頃からクレートなどに慣れさせておく
空気清浄機 アレルギーやにおい対策におすすめ

室内で犬を飼うために準備すべきこと

●犬の定位置を作る

ケージの定位置は、騒音や明るさが犬のストレスにならない場所がベストです。
また、トイレスペースはマットやカーペットから離して、なるべく落ち着ける場所に設置しましょう。子犬のうちはマットとペットシートの判別が難しいため、近くに置くとトイレを失敗してしまう原因になります。

●マットを敷く

フローリングは滑りやすいので、犬用のマットなどを敷いてあげましょう。
特に胴長の犬種(ミニチュアダックスフンドなど)や足の細い犬種(トイプードルなど)を飼う際には注意が必要です。
犬用のマットには防音効果や消臭機能付きのものもありますよ。

●危険なものを置かない

犬はコンセントや電気コード、ティッシュなど、思いもよらない物に興味を示します。
コンセントやコード類は危険なため、感電防止カバーをつけましょう。また、ティッシュは犬の届かない場所や扉付きの収納にしまうことが大切です。
また、人間の食べ物は犬にとって毒になるものが多いです。キッチンの前にゲートや柵をつけて、迂闊に入らないように注意しましょう。
外出時にWebカメラをつけるのも一つの手ですよ。

●保護シートや重ね貼りできる壁紙を貼る

ペット可の賃貸物件でも、退去時には原状回復義務があります。
室内で犬を飼うと、壁紙を引っ掻いたりかじったりしますので、ペット用の保護シートや厚手の壁紙を重ね貼りするのがおすすめです。
保護シートや重ね貼りできる壁紙にも、防音効果や消臭機能付きのものがあります。

室内犬に必要なしつけは?

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初めて犬を飼うときに、最も難しいのが犬のしつけです。
特に、室内で犬を飼う場合には、トイレや無駄吠えに関するしつけが重要になります。

愛犬が他人に危害を及ぼすと、飼い主がその責任を負わなければなりません。
愛情をもってしっかりしつけすれば、愛犬に規律とマナーが身について、人間社会にうまく馴染めるでしょう。

コマンド

コマンドとは、飼い主が「犬にしてほしい行動を示す合図」です。
コマンドトレーニングは愛犬とのコミュニケーションの一環であり、危険から犬の身を守る方法でもあります。
コマンドは声やハンドサイン、表情ではっきり示しましょう。

基本的なコマンド
・「おいで」「来い」「Come(カム)」
・「止まれ」「Stop(ストップ)」
・「まて」「Stay(ステイ)」
・「お座り」「座れ」「Sit(シット)」
・「伏せ」「Down(ダウン)」
・「ハウス」「(ケージに)戻れ」「House(ハウス)」
・「よし」「OK(オーケー)」「Go(ゴー)」
・「だめ」「NO(ノー)」
・「お手」「Hand(ハンド)」
・「おかわり」「Change(チェンジ)」

トイレトレーニング

室内犬のトイレトレーニングは、子犬を家に迎え入れた当日から始めます。
一度悪い習慣が身についてしまうと後から直すのは大変ですので、最初が肝心です。

①トイレのタイミングを待つ

床のにおいを嗅ぎながらその場でグルグル回り始めたら、トイレがしたいというサインです。

②トイレの場所へ誘導する

愛犬がトイレのサインを示したら、トイレ(ペットシート)へ誘導します。そのまま15分ほど待って、トイレがうまく出来たら褒めてあげましょう。

③自分のタイミングでトイレに行けるようにする

ある程度トイレトレーニングに慣れてきたら、最終的には自分でトイレに行けるように見守るだけにします。

トイレトレーニングの注意点
・子犬がトイレを失敗してもむやみに叱らない
・汚れた場合は素早く処理する

●室内犬のマーキング

犬のマーキングは、縄張りの主張やコミュニケーション行動、ストレスによる代償行動とされています。
その中で室内でのマーキングは「ストレスによる代償行動」の場合が多いです。愛犬との主従関係がきちんと築けているか、飼育環境がストレスになっていないかなど、不満の要因を振り返ってみましょう。

社会化トレーニング

社会化トレーニングとは、犬が社会に順応する力を養う行為です。犬は生後4週〜12週までが社会化できる時期とされています。
この社会化期に子犬を室内からあまり出さないでいると、成犬になっても音に過敏に反応したり、臆病になったりします。子犬のうちに楽しみながら、徐々に外の世界に慣らしていくのが大切です。

ペットショップやブリーダーがある程度社会化トレーニングをしているケースもありますが、新たに子犬を迎え入れる際は、新しい環境でのトレーニングをしてあげるようにしまよう。

①家の中の音に慣れさせる

・家電音(掃除機、洗濯機、ドライヤーなど)
・生活音(チャイム、鍋や缶の金属音など)
・小さい音から始めて、徐々に大きな音を聞かせていく

②いろいろな人に慣れさせる

・男性・女性・高齢者・子供など、さまざまなタイプの人に会わせる
・飼い主が子犬を抱いた状態で相手に触ってもらい、子犬におやつを与えてもらう
・触ってもらった直後におやつを与えるのがポイント

③犬同士で遊ばせる

・子犬のうちに、できるだけ他の犬と遊ばせる機会をつくる
・遊び相手が見つからない場合には、犬の幼稚園や保育園を利用する

④外の世界に慣れさせる

・生後3ヶ月までに車やバイク、自転車、電車(踏切)、人混みなどを経験させる
・最初は近所を抱っこしながら歩き、徐々に時間と距離をのばしていく
・雷や花火の音はCDなどで体験させる
・車に乗せるトレーニングを行う

無駄吠えさせない

犬が吠えるのには、要求・警戒・興奮・病気などの理由があります。それぞれに対処方法が異なるので、まずは愛犬の状態を把握するところから始めましょう。

無駄吠えの理由①要求

犬が自分の要求を通すために吠えている場合、要求を聞いてしまうと無駄吠えがエスカレートしていきます。その場合には一旦無視をして、犬が落ち着くのを待ちましょう。犬が「要求吠え」をやめたらすぐに褒めてあげ、それから要求を聞くようにすると無駄吠えを抑えられます。

無駄吠えの理由②警戒

犬は警戒や恐怖、威嚇で吠えているケースがあります。このケースでは叱るのは逆効果です。
群れのリーダーとして、「危険じゃないよ」「守ってあげるよ」という気持ちで、犬が安心できるようになだめてあげましょう。

無駄吠えの理由③興奮

犬は楽しくて興奮しすぎると吠える事があります。飼い主が帰宅した時や他の犬と遊ぶときなどに起こりやすい現象です。
犬が興奮してきたら、「お座り」や「伏せ」で一旦落ち着かせましょう。こうすることで、大抵の犬は気分が変わります。「興奮しすぎたら中断して、落ち着いたら遊ぶ」を繰り返すことで、興奮を徐々にコントロールできるようになります。
犬の興奮が運動不足からきている場合には、日頃の運動量を増やしてあげましょう。

無駄吠えの理由④病気

①〜③の理由以外だと、犬が失明や失聴、認知症などの病気によって、ストレスにさらされている可能性があります。そういったケースでは、いち早く獣医に相談することが重要です。

ケージに慣れさせる

室内犬はケージ飼いがおすすめです。ケージに入れるのをかわいそうと思う人もいますが、愛犬が安心して落ち着ける場所=ケージと認識させるのはよいことです。
就寝や休憩などでケージやクレートに入れるように習慣づけておくと、緊急時に愛犬もストレスなく対応できます。

また、留守番をさせるときにもイタズラや誤飲を防ぐために、ケージに入れるのは効果的です。できるだけ早く、子犬のうちからケージに慣れさせておきましょう。

食事のしつけ

室内で犬を飼う場合、食事の与え方に気をつける必要があります。

飼い主の食事中はケージで「待て」をさせて、足元をウロウロさせてはいけません。そして、飼い主の食事よりも後に、犬の食事を用意します。

犬の食事は1日2回を基本に、「待て」「よし」のコマンドで許可をしてから与えましょう。

おやつも愛犬に要求されるがままに与えるのはNGです。しつけやコミュニケーションの一環として、飼い主の主導で節度を持ってあげましょう。

噛み癖をつけない

子犬のうちは甘噛みで済んでいても、そのまま放っておくとエスカレートしていきます。成犬になって噛む力が強くなる前に、噛んではいけないものをしつけましょう。

甘噛みされたときには「だめ」「ノー」と強く言い、数分間部屋から離れます。部屋に戻ったときに大人しくしていれば褒めてあげましょう。
こうして口の中に手を入れても噛まない様にトレーニングしておけば、歯磨きや診察がストレスなくスムーズにできます。

とはいえ、「噛みつき欲求」は本能としてあるので、ロープやおもちゃでその欲求を満たしてあげることも大切です。
どうしても噛み癖が直らない場合には、ドッグトレーナーに相談しましょう。

室内犬のお世話のポイント

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室内で犬を飼う際には、

・抜け毛の掃除
・散歩後の足のケア
・ブラッシング・シャンプー
・室温管理

などに気をつけて、愛犬のお世話をしていきます。

こまめに掃除をする

ダブルコートの犬(チワワやダックスフンド、ポメラニアンなど)には春と秋の年2回、抜け毛の激しい換毛期があります。
犬の抜け毛掃除を怠っているとノミ・ダニが大量発生して、犬にも人間にも健康被害が生じるので注意しましょう。

抜け毛対策
・クイックルワイパー
・ハンディー掃除機
・モップ
・コロコロ
・ローラーブラシ
・犬用の服を着せる

散歩後には足の手入れを

お散歩後には毎回犬の足をタオル・ウェットシートで拭いてあげましょう。
また、肉球を保護するためにはクリームが欠かせません。散歩前は汚れを防ぐために塗っておき、散歩後は健康状態のチェックを兼ねて、クリームを塗りながら肉球をマッサージしましょう。
肉球の間の毛を定期的にバリカンで整えておくと、ケアが楽になるのでおすすめです。

定期的にブラッシング・シャンプーをする

ブラッシングは1日1回は必ず行いましょう。抜け毛や毛玉を放置していると、虫の付着や傷、皮膚病などの発見が遅れてしまいます。
毎日のブラッシングを、愛犬とのコミュニケーションや健康チェックに役立てるのがおすすめです。

シャンプーは月に1〜2回で十分です。
過度なシャンプーは皮脂を落とし過ぎて、かえって皮膚炎の原因になります。

飼い主がうまくシャンプーできない場合には、プロに頼るのも一つの方法です。
トリミングの際に、シャンプーや肛門腺絞り、耳掃除、爪切りなどのお手入れをしてくれるサロンもありますよ。

室内を適温に保つ

室内で犬を飼う場合、犬種にもよりますが夏は22〜26℃、冬は20〜25℃、湿度は40〜60%を目安に保ちましょう。

夏場はエアコンの自動運転に扇風機やサーキュレーターを併用したり、保冷剤の入った犬用ジェルマットを活用したりするのがおすすめです。

冬場はエアコンや暖房器具の温風が直接あたらないように気をつけましょう。また、電気カーペットやカイロなどの低温やけどにも注意が必要です。

室内犬は日中留守番できる?

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一人暮らしや共働きの場合、昼間留守にする人も多いのではないでしょうか?
ここでは、愛犬を留守番させるのが不安な人に向けて、

・環境づくり
・寂しくならない工夫
・帰宅後のコミュニケーション
・犬の幼稚園や保育園

など、おすすめの方法を紹介します。

犬が留守番できる環境をつくる

室内犬を留守番させるときは、汚れたトイレでストレスを感じさせないように、トイレシートを多めに敷いて出かけましょう。
部屋でフリーにさせてもイタズラや誤飲のしつけがしっかりできていれば、ケージに入れたままにする必要はありません。

こぼしても大丈夫なように、水飲みは複数用意しておきます。
餌やりは定時にドライフードが出てくる自動給餌器を使うのがおすすめです。

留守番で寂しい思いをさせない工夫

犬は人間よりも長い睡眠時間が必要な動物です。安心してくつろげる場所であれば、12時間くらいの留守番は寝て過ごす可能性もあります。
犬用おもちゃにおやつを仕込んでおくと、遊びながら心地よく疲労がたまって、眠りやすくなりますよ。

とはいえ留守番が全くストレスにならないわけではないので、できるだけ早く帰ることと、帰ったら犬とのコミュニケーションをしっかりとることが大切です。

帰宅したら積極的にコミュニケーションをとる

留守番の前後にはお散歩したり、室内で遊んだりして、十分なコミュニケーションをとりましょう。犬にとって飼い主と一緒にいる時間は、なによりも幸せな瞬間です。
帰宅後は愛犬のストレス発散に付き合いつつ、しつけの機会をもちましょう。

犬の幼稚園や保育園に通わせる

最近では、子犬の社会化トレーニングができる幼稚園・保育園サービスが増えてきました。犬の幼稚園・保育園に通えば、他の犬と遊びながら規律やルールを学び、運動不足を解消できます。
昼間留守にしがちな人は、犬の幼稚園・保育園に通わせることを検討してみてください。

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ここまで読んで、室内で犬を飼うイメージが湧きましたか?
賃貸物件で犬を飼う際には、

・飼い主と愛犬がストレスなく過ごせること
・ご近所トラブルを起こさないこと

の2点が何よりも重要です。

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