今回はエアコンの掃除方法や、掃除する頻度・タイミングを解説します。
自分で掃除した場合と業者に依頼した場合について、掃除内容・費用・時間を比較しているので、ぜひ最後までご覧ください。
エアコンの掃除方法を動画でご紹介します!
お部屋を清潔に保ちたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
エアコン掃除は自分でできるのか
簡単なエアコン掃除であれば、自力で行うことが可能です。
自分でできる範囲のエアコン掃除は、以下の通り。
・エアコン表面の拭き掃除
・フィルターの掃除
・室外機の掃除
専門知識を持たない方が、分解してエアコン内部を掃除するのはおすすめできません。
パーツを元に戻せなくなったり、故障したりする恐れがあります。
エアコンを掃除する方法
ここからは、エアコンの掃除方法を具体的にご紹介します。
エアコンの部位ごとに、必要な道具や所要時間、手順を説明するので参考にしてみてください。
それでは、まずは動画で掃除方法を見てみましょう。
まずは動画でチェックしてみよう
suzu_home52さんは掃除方法だけでなく、暮らしを快適にする便利グッズについても情報を発信しています。生活に関するさまざまなアイデアを知りたい方は要チェックです。
ao_kurashi_さんはお掃除が苦手な子育てママに向けて1分でわかる超かんたん掃除を発信しています。動画は1分でチェックできるので、忙しい方にピッタリですよ。
フィルターの掃除方法
フィルターを掃除する手順や、必要な道具をまとめました。
【用意する道具】
・掃除機
・タオル2枚(フィルターを挟み込んで乾かすため)
・台所用の中性洗剤
・古い歯ブラシ
・ハンディモップ
【所要時間】
約20分
【手順】
①エアコンの電源を切る
②電源プラグをコンセントから抜く
③エアコン表面のホコリをハンディモップで拭く
④フロントパネルを開ける
⑤掃除機でフィルター表面のホコリを吸う(大量にホコリが付着している場合)
⑥フィルターを外す
⑦フィルターの表面から掃除をかける
⑧フィルターの裏面から水洗いする
⑨歯ブラシや洗剤を使って細かな汚れを落とす
⑩タオルで水気を拭き取る
⑪フィルターを完全に乾燥させる
掃除の途中にエアコンが作動すると事故につながるので、必ず最初に電源を切ってください。
フィルターを掃除する順番は「表面から裏面」です。
裏面から掃除機をかけた場合、フィルターの目にホコリがつまってしまいます。
濡れた状態でフィルターを取り付けると、エアコン内でカビが繁殖する原因に。
直接日光に当てて乾かすと変形する恐れがあるため、風通しのよい日陰で乾燥させます。
吹き出し口・本体の掃除方法
吹き出し口・本体の掃除方法は、以下の通りです。
【用意する道具】
・キッチンペーパー
・割り箸
・輪ゴム
・ハンディモップ
・雑巾2枚(水拭き用・乾拭き用)
【所要時間】
約10分
【手順】
①エアコンの電源を切る
②電源プラグをコンセントから抜く
③ハンディモップでエアコン内部のホコリを拭き取る(見える範囲のみ)
④割り箸にキッチンペーパーを巻き、輪ゴムで止めて「お掃除棒」を作る
⑤吹き出し口にあるルーバーを手で回す
⑥お掃除棒を使って吹き出し口の中を拭く
⑦エアコンの上部やパネルを雑巾で水拭きする
⑧水拭きした箇所を乾拭きする
エアコン内部は複雑な構造になっているので、目に見える範囲でホコリを取り除きます。
お掃除棒はお湯につけて、固く絞ってから使いましょう。
ご紹介した手順でお掃除棒を自作してもよいですし、100均のお掃除グッズを利用しても構いません。
室外機の掃除方法
室外機を掃除する方法を、以下にまとめました。
【用意する道具】
・掃除機
・ほうき
・ちりとり
・雑巾1枚
・古い歯ブラシ
【所要時間】
約30分
【手順】
①室内機の電源を切る
②電源プラグをコンセントから抜く
③室外機の外側カバーについたホコリをほうきで取り払う
④室外機の外側カバーを雑巾で拭く
⑤室外機の外側カバーに付着したホコリを掃除機で吸う
⑥ドレンホースにたまった汚れを歯ブラシで落とす
⑦室外機の周りを掃き掃除する
室外機は周辺の空気を吸い込んで、温度を調節する役割を果たします。
周辺に落葉やゴミがたまっていると、空気の通りが悪くなり熱を交換する効率が悪くなってしまうのです。
ドレンホースとは、室外機の近くに設置されている排水ホースのこと。
ホースの出口に付着した汚れは、水漏れや嫌な臭いの原因になります。
エアコンを掃除する頻度・タイミング
エアコンの本格的なクリーニングは、1〜2年に1度で問題ありません。
フィルターの手入れは、月に1〜2回を目安にしてください。
なお、最適な頻度はエアコンの使用頻度・生活スタイルによって左右されます。
ペットを飼っている方や家の中でタバコを吸っている方は、1年に1度業者にクリーニングを依頼するのがおすすめです。
また、エアコン掃除は「春か秋」に行うとよいでしょう。
希望の日時で予約が取りやすく、夏・冬から快適にエアコンを使用できます。
エアコン掃除で得られる効果
エアコン掃除で得られる効果は、主に3つあります。
・カビや臭いを防止できる
・エアコンの寿命が延びる
・エアコンの効きがよくなり電気代が減らせる
以下で、詳しく解説していきましょう。
カビや臭いを防止できる
エアコン内部にホコリが蓄積すると、カビの発生につながります。
カビを吸い続けると、アレルギー症状や喘息、肺炎を引き起こす可能性も。
子どもは免疫力が弱いため、特にカビの影響を受けやすいです。
エアコンは空気中のさまざまな臭いを吸い込みます。
そのため、掃除しなければ嫌な臭いが部屋中に充満してしまうのです。
フィルターに付着した汚れやフィンから発生する水も、悪臭の原因となるので注意が必要です。
快適な環境で過ごすには、エアコンのこまめな掃除が欠かせません。
エアコンの寿命が延びる
フィルターにホコリがつまった状態では、エアコンに負荷がかかり運転効率が下がります。
また、室外機がうまく熱を交換できないと、エアコンが故障する原因になりますよ。
エアコンを長持ちさせるには、室内機と室外機をきちんとクリーニングすることが大切です。
エアコンの効きがよくなり電気代を減らせる
エアコンのフィルターにホコリが蓄積していると、空気の循環が滞ります。
「なかなかエアコンの効果を感じられない」という場合は、エアコンの汚れが原因かもしれません。
さらに、設定温度にするために余計な電力を使うことで、電気代が高くなる恐れがあります。
空調機の製造や販売を行う大手メーカー「ダイキン」は、以下のような調査結果を報告しています。
・約3年分のホコリがたまったフィルターを掃除した場合……800円削減(電気料金1ヶ月換算)
・フィルター掃除に加えて室外機周辺も片付けた場合……1,720円削減(電気料金1ヶ月換算)
参考URL:フィルター掃除と室外機周辺の片付けによるエアコンの節電効果を検証
「エアコンにかかる電気代を減らしたい」という方は、まずは掃除から挑戦してみましょう。
エアコン掃除は自分か業者か?掃除内容・費用・時間を比較
エアコン掃除を自分でするか、業者に依頼するかを迷っている方もいるでしょう。
掃除内容や費用、時間の観点から両者を比較しました。
自分 | 業者 | |
---|---|---|
掃除内容 | ・エアコン表面の拭き掃除 ・フィルターの掃除 ・室外機の掃除 |
・エアコンを分解して内部まで洗浄 ・高圧洗浄機を使って徹底的に掃除 |
費用 (壁掛けエアコン1台の場合) |
0~1,000円 | 8,000~14,000円 |
時間 | 30~40分 | 30~90分 |
自分で掃除するメリットは、コストを抑えられる点です。
しかし、できる掃除範囲には限度があり、分解して徹底的にきれいにすることはできません。
業者に依頼すると、故障の心配なくすみずみまで掃除してもらえます。
定期的に自分で掃除をしてメンテナンスをしつつ、2年に一度業者に依頼して本格的にクリーニングしてもらうのが理想的です。
エアコンを掃除するときの注意点
エアコンを掃除するときの注意点は、以下の通りです。
・自分で分解をしない
・洗浄スプレーの使用は控える
・お掃除機能が付いていても掃除は必要
なぜ注意すべきなのか、ひとつずつ見ていきます。
自分で分解をしない
エアコンの内部は複雑なので、専門知識がない状態で分解すると、機器の故障につながります。
「分解できたけれど元に戻せなくなってしまった……」なんてケースも少なくありません。
また、アルミフィンという部分に素手で触れて手を切った方もいます。
触ってよい場所・いけない場所が判断できない場合は、業者にクリーニングを依頼したほうが安心です。
洗浄スプレーの使用は控える
エアコンの掃除グッズとして「洗浄スプレー」が販売されていますが、エアコン内部への使用は控えてください。
洗浄剤が残ったまま運転を再開すると、故障を引き起こすケースがあります。
最悪の場合、エアコンが発火して火事になることもあるので注意が必要です。
加えて、掃除をする際は「エアコンに直接水がかからないこと」を意識しましょう。
精密機器に水がかかると故障の原因となり、湿気はカビの繁殖につながります。
タオルを固く絞って水拭きをして、掃除の後は乾拭きして乾燥させることがポイントです。
お掃除機能が付いていても掃除は必要
種類によっては「お掃除機能」が搭載されているエアコンもあります。
「お掃除機能があるので手入れする必要はないのでは?」と感じる方もいるかもしれませんね。
しかし「フィルターのみ」をきれいにするお掃除機能も多いです。
吹き出し口や本体にホコリが蓄積すると、エアコンから排出される空気にホコリ・カビが含まれてしまいます。
キッチンの近くに設置されている場合、お掃除機能では汚れを落としきれないことも。
お掃除機能は手入れの負担を軽減してくれますが、掃除が不要になるわけではありません。
エアコンのカビを防止する方法
最後に、エアコンのカビを防止する方法を3つご紹介します。
・送風運転をする
・こまめに換気する
・フィルターを定期的に掃除する
カビを防げれば、毎回の掃除にかかる手間を減らせますよ。
送風運転をする
エアコンを使用した後すぐに電源を切ると、内部に結露ができてカビの原因になります。
使用後1時間ほど送風運転をすることが、カビの発生を防止する手段のひとつです。
内部乾燥(内部クリーン)機能があるエアコンならば、搭載されている機能を使って内部を乾燥させられます。
もし内部乾燥機能も送風機能もない場合は、冷房を最高温度にして運転すると送風機能と同じ効果を得られますよ。
こまめに換気する
エアコンは室内の空気を取り込み、部屋の気温をコントロールします。
そのため、室内が清潔な状態であれば、エアコンに蓄積される臭い・ホコリも少なくなるのです。
エアコンの掃除頻度を減らすために、こまめな換気を心がけましょう。
フィルターを定期的に掃除する
フィルターを定期的に掃除すると、カビの繁殖を未然に防げます。
ご紹介した掃除方法を参考にして、月に1〜2回程度手入れをしてください。
汚れ方にもよりますが、フィルター掃除にかかる時間は約20分です。
エアコンをキレイな状態に維持できれば、健康被害の心配なく快適に過ごせます。
家を清潔に保つためにエアコン掃除は大切
今回はエアコンの掃除方法や、掃除する頻度・タイミングを解説しました。
フィルターや室外機の掃除であれば自力で可能です。
しかし、エアコン内部までキレイにしたいならば、業者にクリーニングを依頼するのがおすすめ。
使用後に送風運転をしたり、こまめに換気したりすることでカビの繁殖を防げます。
エアコンにホコリやカビが付着していると、アレルギー症状を引き起こすので注意しましょう。
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