ウッドデッキDIYは初心者におすすめ!作り方や費用の目安を解説【インスタ実例つき】の画像01

今回は、ウッドデッキの作り方や費用の目安を、DIY初心者向けに解説します。
DIYしたウッドデッキを腐らせないポイントもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

ウッドデッキ DIYのおしゃれな実例もご紹介します!
ウッドデッキをDIYしたい方は、要チェックですよ!



ウッドデッキとは

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ウッドデッキとは、リビングなどの室内から続く木造または木造風の床のことです
アウトドアリビングとして活用でき、室内を広く見せる効果もありますよ。

友人を呼んでバーベキューをしたり、家具を置いてカフェ気分を味わったり……。
ウッドデッキは室内から見える位置にあるので、子どもの遊び場としても活躍します。
身近に木の温かさを感じられて、家族のくつろぎの場を演出できる点が人気の秘訣です

ウッドデッキの基礎知識|各部分の名称

ウッドデッキについて各部分の名称と特徴を、以下の表にまとめました。

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名称 特徴
束柱(つかばしら) ウッドデッキの枠組みを支える短い木材。束材とも呼ばれる。
基礎石 束石とも呼ばれ、束柱の下に設置する。土台の役割を果たす。
床板 床部分を構成する。
根太(ねだ) 床板に対して垂直に設置し、ウッドデッキを補強する。
大引き 束柱の上に置き、根太を支える。
幕板 床材の下に取り付け、全体を囲むように張る。
ポストキャップ ウッドデッキの支柱上部にかぶせるカバー。
フェンス 侵入や落下を防止するための囲い。
笠木 フェンスの柱と柱をつなぐ。

ウッドデッキDIYの作り方の前に、基礎知識として各部分の名称を理解しておきましょう。

ウッドデッキDIYの下準備

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ウッドデッキDIYの下準備は、主に3つあります。

・図面の作成
・道具をそろえる
・材料を準備する

DIY初心者でもわかりやすいように、それぞれ解説していきましょう。

図面の作成

図面を作らずに目視で作業を進めた結果、思った通りに出来上がらなかった……、というのがDIY初心者がやりがちな失敗。
各パーツの正確なサイズ・数を把握して、理想通りのウッドデッキをDIYするには図面が必要ですよ
図面の作成方法は「手書き」と「作図ソフト」の主に2種類です

手書きする際は、まずラフなイメージ図を書いてから全体のサイズと高さを決めて、各パーツのサイズ・数を決めていきましょう。
ミリメートルやセンチメートルなど、サイズの単位を統一しておくと、作業がスムーズに進みやすいですね。

設計で使用される作図ソフトは「CAD(Computer Aided Design)」と呼ばれます。
CADには平面のものや立体のものがあり、無料で利用できるソフトも多いです。
図面作成に慣れていない方は、初級〜中級向けのソフトを選びましょう。
なお、立体図を作成するほうが上・横・正面……といった各方向から図面を確認できて、視覚的に分かりやすいです。

道具をそろえる

ウッドデッキDIYの下準備として、そろえておきたい道具は以下の通りです。

道具 使用用途
電動丸ノコ 材料を切断する。手ノコギリでも作業可能だが、電動丸ノコのほうが素早く切断できる。
インパクトドライバー(電動ドライバーでもOK) ビス止め・ドリルでの穴あけなど。
差し金 長さや勾配を確認する。
水平器 垂直・水平・45度といった傾斜や角度を確認する。
メジャー 材料を計測する。
チョークや鉛筆 切断・加工の箇所に目印をつける。
手ノコギリ 細かいパーツを切断する。
塗料用のローラー・ハケ 塗料を塗り広げる。
軍手またはグローブ ケガを防止する。

どの道具もウッドデッキ以外のDIYにも活用できるので、ぜひ手に入れておきましょう。

材料を準備する

ウッドデッキのDIYに必要となる材料を準備します。

・木材
・基礎石(束石)
・砕石
・接着剤
・ビス
・木材用塗料(天然木を使う場合のみ)

天然木と人工木がありますが、腐りにくいのは人工木です。
木材の特徴については「DIYしたウッドデッキを腐らせないポイント」で詳しく解説するので、チェックしてみてください。

木材を用意したら、図面にもとづいてカットを行います。
天然木を使う場合は、カット後に塗装をすることで汚れや腐食を防げますよ。

ウッドデッキDIYの作り方

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ウッドデッキDIYの作り方は、以下の通りです。

・基礎を作る
・床板を張る
・階段やフェンスを取り付ける

手順ごとにポイントを見ていきます。

基礎を作る

まずは作成した図面を見ながら、次の手順で基礎作りを進めましょう。

①基礎石を置く
②根太を設置場所に仮置きする
③ビスで固定して根太を組み立てる
④組み終わった根太を基礎石の上に仮置きする
⑤根太の四隅の地面に穴を掘る
⑥砕石を入れて基礎石を突き固める
⑦基礎石と束柱を接着剤・ビスで固定する
⑧四隅以外にも、⑤~⑦の要領で基礎石と束柱を設置する

基礎作りでは、水平器を使って角度を確認しながら作業を進めてください。
支柱の間隔は600〜1,000mmが目安です。

床板を張る

基礎ができたら、壁側から順に床板を張っていきます。
キレイに仕上げるために意識したいポイントは次の4つです。

・床材は1枚ごとに約3~5mmの隙間を空ける
・床材は根太よりも50mmほど張り出す
・全ての床材においてビスを打つ箇所をそろえる
・デザイン性を高めたい場合は床板を張った後に幕板を取り付ける

階段・フェンスを設置しない場合、床板を張り終えたらウッドデッキのDIYは完了です。

階段やフェンスを取り付ける

ウッドデッキにフェンスを作る際は、基礎作りの段階で支柱を長めに設定しておきます。
そして、支柱に対して垂直方向にフェンス用の板材を張りましょう。

階段の段差は、およそ150〜200mmにすると使いやすいですね
既製品のステップを置くだけでも、ぐっとオシャレ度がアップします。

ウッドデッキDIYにかかる費用の目安

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ここからは、ウッドデッキDIYにかかる費用の目安をご紹介します。

【材料費の目安(1平方メートル当たり)】
・木材✕4本(人工木の場合)……約8,000円
・根太材✕2本……約4,000円
・束柱✕4本……約4,000円
・束石✕4本……約4,000円
→1平方メートル当たりの材料費:約20,000円

もし5平方メートルのウッドデッキをDIYするなら、費用の目安は100,000円程度。
道具をゼロからそろえる場合は、プラス数万円ほどかかります。
業者に施工を依頼すると1平方メートル当たり約3〜5万円かかるので、DIYするほうがコストを抑えられますね

なお、使用する木材の種類によって費用は異なるため、あくまで参考程度にしてください。
木材の需要が増えるほど価格が上昇するので、購入する時期によっても価格は変動します。

ウッドデッキDIYで費用を安くするコツ

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初期費用だけでなく維持費用も考慮して素材を選ぶことで、ウッドデッキDIYの費用を安くできるんです

針葉樹から作られるソフトウッドは、耐久性が低い分安価な傾向にあります。
しかし、ソフトウッドを使用して初期費用を抑えても、塗料の塗り替え・防虫対策などの維持費用がかさむケースも。

耐久性の高い木材を選んだほうが、ランニングコストが少なくなり、最終的には費用を安く抑えられますよ
広葉樹から作られるハードウッドや人工木は耐久性に優れるので、ウッドデッキDIYにピッタリです。

DIYしたウッドデッキを腐らせないポイント

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DIYしたウッドデッキを腐らせないポイントを、4つご紹介します。

・人工木などの腐りにくい素材を使う
・定期的にメンテナンスをする
・日当たり・風通しのよい場所に設置する
・晴れた日に作業をする

ひとつずつ解説していきましょう。

人工木などの腐りにくい素材を使う

天然木には木本来の風合いがありますが、天気・気温によって劣化しやすいです
屋外で雨や雪にさらされ続けると、水分を吸収して腐る原因に。
逆に、晴れの日ばかりでも、乾燥によって木材が割れてしまいます。

人工木は天然木よりも湿気・乾燥に強く、簡単なメンテナンスで問題ありません
設置場所にもよりますが、人工木のウッドデッキは20年以上持つといわれています。

天然木・人工木ウッドデッキについて、メリットとデメリットをまとめました。

天然木 人工木
メリット ・天然木特有の風合いを感じられる
・色の変化を楽しめる
・天然木にはないカラー展開がある
・メンテナンスが簡単
・湿気や乾燥に強く、耐久年数は20年以上
デメリット ・木材の種類によって異なるが、2〜3年で劣化するものがある
・定期的なメンテナンスが必要
・腐りやすい性質がある
・天然木よりも木そのものの味わいを感じられない
・廃棄方法が難しい

ウッドデッキを腐らせたくない方には、人工木がおすすめですよ。

定期的にメンテナンスをする

ウッドデッキを長持ちさせるには、定期的なメンテナンスが必要です
具体的なお手入れ方法をご紹介します。

・木目に沿ってホウキで掃き掃除をする
・デッキブラシで拭き掃除をする
・拭き掃除後は雑巾で乾拭きをする
・天然木は1〜2年に一度、再塗装をする
・頑固な汚れはヤスリやサンドペーパーで落とす
・家具は定期的に位置を変える

汚れを放置していると腐食や劣化を引き起こすので、日常的に掃き掃除・拭き掃除を行いましょう。
また、植木鉢などの家具を同じ位置に置き続けた場合、湿気や汚れがたまってしまいます。
金属製の掃除道具はウッドデッキを傷つけてしまうので、使用を避けてください。

日当たり・風通しのよい場所に設置する

日当たり・風通しのよい場所に設置することが、湿気を防ぐポイント
ウッドデッキの下に湿気がたまっていると、木材が腐ったりカビが発生したりします。

雨が降った際に雨水をうまく流すために、ウッドデッキには少し勾配をつけるとよいですね。
加えて、ウッドデッキを作るときは、水分を含みやすい土・草がない場所を選びましょう。

晴れた日に作業をする

雨の日に塗装や組み立てなどを行うと、木材の切り口に水分が入り込み、腐る原因になってしまいます。
木が乾燥した状態でウッドデッキを完成させるために、晴れた日に作業しましょう

塗料が乾くには3日ほどかかるので、事前に天気予報を確認してからスケジュールを立ててくださいね。

ウッドデッキDIY初心者にはキットがおすすめ

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ここまででウッドデッキDIYのやり方を説明しましたが「全部自分でDIYするのは難しそう」「もっと手軽にできる方法はないの?」と感じた方もいるかもしれません。
そんな方は、必要な素材をあらかじめ加工してある「ウッドデッキのキット」を活用してみてはいかがでしょうか

カラーやサイズを選択できるものが販売されており、DIY初心者でも簡単にウッドデッキを作れます。
図面作成からカットまでの面倒な工程を省略して、組み立てからスタートできる点が魅力ですね

ウッドデッキDIYのおしゃれな実例【Instagramより】

最後に、ウッドデッキDIYのおしゃれな実例を3つピックアップしました。
ステキなウッドデッキばかりなので、ぜひDIYするときの参考にしてみてください。

ウッドデッキDIY実例①

広々としたウッドデッキが、家族の憩いの場となっている実例です。
家族みんながアウトドア好きで、ウッドデッキでお家時間を満喫しているんだとか。
毎日外を眺めるのが楽しみになりそうですね。

ウッドデッキDIY実例②

テーブルやチェアを置いて、まるでカフェのようなウッドデッキ。
ウッドデッキからは、DIYした庭の小道や人工芝を眺められるんだそう。
実例のようにおしゃれな家具を置けば、ウッドデッキの印象を大きく変えられます。

ウッドデッキDIY実例③

古民家をリノベーションし、ウッドデッキをDIYした実例です。
開放感にあふれるウッドデッキからは、自然豊かな景色を堪能できます。
キレイな空気を吸い込みながら、お昼寝したくなりますね。

ウッドデッキはDIY初心者でも簡単にチャレンジできる!

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今回は、ウッドデッキの作り方や費用の目安を、DIY初心者向けにご紹介しました。
ウッドデッキをDIYするには、図面を作成して材料の正確な数・サイズを把握しなければいけません。
図面作成や木材のカットが難しい場合は、ウッドデッキのキットを利用するのも選択肢のひとつです。

せっかくDIYしたウッドデッキを腐らせないために、メンテナンスは定期的に行いましょう。
さらに、日当たり・風通しのよい場所を選ぶこともポイントです。

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