シェアハウス、実際どうなの?人間関係や住みやすさを住人にきいてみたの画像01

●教えてくれた人

▶Aさん(30代・男性・コンサルタント・シェアハウス歴5年)
海外留学中にルームシェアをはじめ、帰国後もシェアハウス暮らしを選択。100人規模の都内シェアハウスに在住。

▶Bさん(30代・女性・IT関連・シェアハウス歴2年)
彼氏との同棲解消のタイミングで、会社近くの渋谷区のシェアハウスに住み始める。その後、2件のシェアハウスを経験。現在は15人規模の都内シェアハウスに在住。



シェアハウスってどんな家?

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シェアハウスと聞くと、多くの人はテレビ番組の「テラスハウス」をイメージするかもしれませんね。
キッチンやバス・トイレなどの水回り、リビングなどを住人共同で使用し、それとは別に「プライベートな空間」があるのがシェアハウスの一般的な形です。
プライベートな空間は、1部屋を複数人でシェアする形だったり(テラスハウスの「女子部屋」「男子部屋」のイメージですね。あとは、こちらの記事で紹介したギークハウス新宿四ッ谷も1部屋を複数人でシェアしています)、一人に1部屋プライベートな個室が割り当てられるタイプだったり、さまざまです。

寮や合宿所での生活に近いかもしれません。

住人が語る!シェアハウスのメリット・デメリット

シェアハウスが最近増えているということは、何かしらのメリットがあるはず。お二人に、シェアハウスのメリットと、ついでにデメリットも聞いてみました。

:お二人の実体験をもとに、シェアハウスのメリット・デメリットを教えてください。

Aさん:僕は大型の家具・家電を所有するのが嫌でシェアハウス住まいをしていますね。海外に行きたくなった時とかに、処分に困るし、なんとなく重荷になる気がして。あとは、都内で一人暮らしをしようとすると、どうしても部屋が狭くなってしまうじゃないですか。リビングやキッチンは広々している方がいいので、シェアハウス暮らしを選んでいます。
デメリットは、特に感じていませんね〜。だからシェアハウスに住み続けているんだと思います。

Bさん:私にとって、シェアハウスってメリットがたくさんあるんですよ。

まずコスト面ですね。
同棲していた家を出てきたので、家具家電を持っていないんですよ。なので設備付きのシェアハウスに住めば家具家電を用意するコストが浮く。さらに、敷金礼金仲介手数料がかからないのも魅力でした。
あとは、今会社員ではなくフリーランスで働いているので、普通の賃貸だと審査が厳しいんです。シェアハウスの場合、運営会社さんがいろいろ融通を利かせてくれるので会社員でなくても受け入れてもらいやすいのもよいです。
さらに、同棲から急に一人暮らしになると寂しいけどシェアハウスは常に人の気配がしているから、寂しさが紛れます
立地がいい割には家賃が安めというのも魅力ですし、業者清掃が入るところであれば水回りや共用スペースは掃除してもらえますので、家事の時間が浮くというメリットもあります。

デメリットとしては、騒音や人の気配がストレスになる方には向かないと思います。もともと寮生活をしていたこともあり、私は人と一緒の空間に抵抗はありませんが。
あとは小規模のところだと人間関係がうまくいかないと最悪でしょうね……。まあ、そういう場合はまた気軽に引っ越せるというのもシェアハウスのメリットではあると思います。

規模ごとに違う!シェアハウスの住みごこち

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では、シェアハウスでの具体的な生活ってどんなイメージなのでしょうか?これはシェアハウスの規模によって変わるようです。具体的な話をまとめてみました。
※ここでの小規模・中規模・大規模の定義はお悩みコラム編集部が独断で決めたものです。


さくっとまとめると、こんな感じです。

項目 小規模 中規模 大規模
共用スペースの使い心地 水回りは混雑しがち ストレスなし ストレスなし。広いスペースがある。
人間関係 メンバー次第 全員顔見知りにはなるので、ある程度のコミュニケーションは発生 他の住人とは交流してもしなくても大丈夫
騒音 メンバー次第 リビング近くはうるさい可能性あり リビング近くはうるさい可能性あり
その他 タイミングがよければ一人暮らし気分も味わえるかも? 最も人間関係が濃くなる人数規模。コミュニティづくりしたいならオススメ 共有スペース・人間関係等、密度がこすぎないので、初心者にオススメ


それでは、実際にお話を聞いてみましょう!

小規模(2~4人程度)シェアハウスの生活

:2~4人程度のシェアハウスはどんな暮らしぶりでしょうか?

Bさん:私が初めて住んだシェアハウスは、女性専用で2DKに2人で住むというタイプ。自分でシェアメイトを探したわけではなく、管理会社が運営しているところに入った形です。
キッチン・バス・トイレが共用で、譲り合いながら使っていました。ルームメイトとは出勤時間が1時間くらいずれていたので、朝の準備でストレスを感じることはほとんどなかったですね。ただ、バス・トイレが一緒だったので、ルームメイトがお風呂入っている時にトイレに行けないのは少し辛かったです。

:少人数のシェアハウスは、水回りの数が限られてくる点はデメリットに感じますね。1つしか無いシャワーやトイレを空気を読んで譲り合うのは結構難しそう……。

Bさん:2人で住んでいましたが、私があんまりおしゃべりな性格でないせいか、あと生活時間が合わなかったせいか、ほとんど会話はなかったんですよね。日常的に会話してたら「明日朝●時ごろお風呂使いますね~」とか言えたのかもしれませんが、そういう会話はあんまりなかったです。

:女性同士のシェアハウス生活というと、毎晩ワイン片手にガールズトーク!みたいなイメージもありますが、そんな感じじゃないんですね。

Bさん:まったくそんな感じではなかったですね。でもたまに、ダイニングを使うタイミングが重なって、一緒にご飯食べながら仕事の愚痴を言い合ったり、恋愛トークしたりしたことはありますよ。なんか「シェアメイト」というよりはご近所さんの世間話って感じでしたね。別に仲が悪いわけじゃないけど、特別いいわけでもないというか……。

:ドライな関係ですね。

Bさん:中途半端に仲良くなっても、逆に気を遣うようになっちゃってストレスかなーと感じていたので。10歳くらい年上の方だったので、年齢差も距離が縮まらなかった原因かもしれません。年齢がもっと近かったり、友達同士のシェアハウスだったりしたら、また全然雰囲気は違うと思いますけどね~!
ちなみに、私がいた部屋は半年間空き部屋だったらしく、その方は半年は一人暮らし状態だったと言ってました。

:シェアハウス価格で1人暮らしでできるのはお得ですね!なにか他に気になったデメリットはありましたか?

Bさん:洗濯機が、そのマンション1棟に住んでる人(約15人)に対して3台しかなくて、週末は争奪戦になるのがちょっと憂鬱でした。しかも乾燥機能はついていないので、自室に持って帰って干すのも不便でしたね。
あと、掃除が当番制だったにも関わらず、シェアメイトはかなりズボラな人だったので、あんまりその当番が機能していませんでしたね。私もズボラなので、あんまり気になりませんでしたが、キレイ好きな人は少しストレスに感じるかもしれません。
シェアハウスの中では業者さんが定期的に掃除に来てくれるところもあるので、自分で掃除するのが苦手な私は、それ以降定期清掃の有無をチェックポイントのひとつにしています。



【まとめ】小規模シェアハウスのメリット・デメリット

◎メリット
・タイミング次第ではシェアハウスで一人暮らしができるかも?

☓デメリット
・水回りの数が少ないので、争奪戦になるかも
・シェアメイトとの相性次第で生活のクオリティが大きく左右される


中規模(5~20人程度)シェアハウスの生活

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:もう少し多めの人数、20人程度までのシェアハウスはどんな暮らしぶりでしょうか?

Bさん:私が2,3軒目に住んだのは15人ほどのシェアハウスです。どちらもビルの2階分をぶちぬいて1フロアに7~8部屋ずつ個室があるような場所でした。リビングは1つ、シャワーが2~3個、それとは別にバスルームが1個、お手洗いは4つありました。どちらも住人の生活スタイルがばらけていたおかげか、水回りが混雑するということはなかったですね~。

:ここまでの規模になると、水回りの数も増え、ストレスがぐんと減りそうですね。

Bさん:はい。洗濯機もドラム式のものが4台あったので、ストレスなく使えました。前にかごを置いておけば、終わったら次に使う人が勝手に出しておいてくれますし。洗濯は快適でしたね~。

:人間関係はどんな感じですか?

Bさん:2軒目も3軒目も男女混合のシェアでしたが、人間関係はそれぞれまったく違いましたね。
2軒めは20代が多く男女半々で、シェアハウス全体がとても仲良かったんですよ。みんなでドライブとかお花見とか登山とか、よく行ってました。その中から結婚するカップルまで出てきたりして。「ここ、リアルなテラスハウスか?」と思いました。毎晩リビングで誰かがお酒飲んでて、だらだら喋ってそのままリビングで寝ちゃう…みたいな光景もしょっちゅうありましたね。

:すごく仲がよさそうですね!

Bさん:ただそこに住んでいた時の私は30代なかばだったので、ちょっと若くてノリについていけないところはありましたね……。みんなすごくいい人だったんですが、仕事先の近くに引っ越したいというのもあり、別のシェアに移りました。

:そこが3軒目、今お住まいの場所ですね?

Bさん:はい。そうです。今住んでいるところは、「みんな仲良し!」って感じではないんですよね。キッチンなどで会えば世間話はしますが、みんなで出かけるみたいな行事は1回もありません。あとは、2軒目は全員日本人だったんですが、3軒目は半分は外国人、しかも日本語が通じない方ばかりなんですよね。
なので、世間話もカタコトの英語だったりして、あんまり深い話もできずに、無難に会話が終わっている感じはします……。でもほどよいご近所付き合いという感じで楽しんでいます。英語の勉強にもなるので、いい環境だな~と思っています。

:他に気になったメリット・デメリットはありますか?

Bさん:この規模のシェアハウスは間取りによりますが、部屋がリビングに近いと夜遅くまでうるさいかもしれません。
同じ規模のシェアに数件内見に行きましたが、掃除は当番制のケースと業者清掃のケースがあります。業者清掃だと自分は何もしなくて水回りがキレイに保たれるので、とても快適です。お風呂洗剤、トイレ洗剤を買い揃えずに済むのも地味にストレスフリーです。
逆に当番制だと週によって清掃のクオリティが変わってしまうことがあるんじゃないかなと思います。


【まとめ】中規模シェアハウスのメリット・デメリット

◎メリット
・水回りの数は十分用意されていることが多いので、ほぼストレスフリー
・住人とのコミュニケーションは割と活発。人間関係が広がりやすい。

☓デメリット
・リビングに近い部屋だとうるさい可能性がある


大規模(20人以上)シェアハウスの生活

では最後に大規模なシェアハウスの場合。ここからは100人規模のシェアハウスに長く住んでいるAさんにお話を伺います。

:規模が大きいシェアハウスを選ぶのはなぜですか?

Aさん:僕が日本で住んだことがあるシェアハウスは2軒ですが、どちらも100人規模で大手の会社が運営しているものです。
なぜ大規模のものを選ぶかというと、まず、共用部分が広いというのもありますね。キッチンやリビングが大きいのが好きなんです。一人暮らしの部屋だと、リビングが狭くて、ソファでだらっとしたりストレッチしたりしてもリラックスできませんから。

あとは、人間関係が良くも悪くもドライ。規模が小さいと「世間話をして仲良くならなきゃ……」みたいなプレッシャーがありますが、大規模なシェアハウスであれば挨拶さえしておけば問題ないですから。住人同士で仲良くなっている人もたくさんいますけどね。僕も住人の中に一緒に出かけるような友達もいます。でも、全員とめちゃくちゃ仲がいいというわけでもないです。

:水回りとかは混み合いませんか?

Aさん:そうですね、この規模になると設備は十分に用意されているので、自分の住んでいる階が混んでいたら別の階に行くなどすれば全く気になりません。そんなこともほとんどないですが。

:他に大規模なシェアハウスのメリット・デメリットはありますか?

Aさん:他に挙げられるメリットとしては、リビングが広いことと共通してますが、友達を呼んでも窮屈な思いをさせなくて済むという点はいいと思っています。
僕はデメリットはあんまり感じてないですね。ただ、人と仲良くなりたい・コミュニティを作りたいという人は、自分から発信していかないと輪に入れないというのはあるかもしれません。

【まとめ】大規模シェアハウスのメリット・デメリット

◎メリット
・水回りの数は十分用意されていることが多いので、ほぼストレスフリー(中規模と同じ)
・人間関係がドライ。住人とのコミュニケーションはとってもとらなくても、どちらでも大丈夫。

☓デメリット
・住人とのコミュニケーションを求める場合、ある程度積極的に話しかける必要がある

シェアハウスの選び方から、引っ越し、入居まで

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それぞれの規模でのシェアハウスのメリット・デメリットを見てきました。自分が住むならどの規模がいいかイメージがつきましたか?
それでは最後にシェアハウスの選び方についてきいてみました。

:実際にシェアハウスに住みたい!と思ったらどのように探したらいいでしょうか?

Aさん:僕は大規模なシェアハウスに絞って探したので、Googleで「(地名) シェアハウス 大型」などで検索しました。あとはシェアハウス運営大手のウェブサイトを直接探していましたね。オークハウス、ソーシャルアパートメント、リビタなどで探しました。

Bさん:私は、立地重視だったので、シェアハウスがたくさん紹介されているようなポータルサイトを見ていました。具体的にはひつじ不動産ですね。
あとは、住みたい駅名✕シェアハウスのキーワードでGoogle検索してみたりとか。結構個人運営のHPみたいなところにシェアハウス情報が載っていたりするので、見づらいながらも頑張って条件や空き状況を読み解いてました。

:シェアハウスの内見時に注意点などはありますか?

Aさん住んでいる人がどんな人かがイメージできると、引っ越してからの生活も安心なので、そういうのがわかるポイントをチェックするといいと思います。
共有スペースが散らかっていないか、ルールの張り紙にはどんなことが書いてあるのか、内見に行ったタイミングで住人に会えたら挨拶やちょっとした会話をしてみるのもいいと思います。
あとは、運営会社さんに「どんな人が住んでいますか?」とダイレクトに質問してみるのもいいですね。ちゃんと住人を管理できてる運営会社なら、どういう人が住んでいて、どんな要望が上がってきていて、どれくらいのスパンで人が入れ替わって……とスラスラ話してくれるはずです。
そういう場合は、なにか住民同士でトラブルがあっても運営会社がしっかり間に入って解決してくれそうだなという印象を持ちます。

:シェアハウスへの引越し・入居時になにか注意点などありますか?

Bさん:んー、特にないと思います。むしろ電気ガス水道の手続きとかもないし、賃貸より気軽に引っ越しできるなあという印象を持っています。
私が調べた中では、赤帽の単身引っ越しパックが一番安いので、引っ越す時はいつもお願いしています。
シェア仲間の話を聞くと、家具家電がないので荷物は少ないから自分でレンタカーを借りて引っ越すという人も多いですし、トランク一つで引っ越してるミニマリストみたいな人もいます。
あ、あえて気にするポイントを挙げるとしたら、すでに家電を持っている人は、部屋に冷蔵庫や電子レンジを置けるか、テレビを置けるかなどは確認しておくと安心かもしれませんね。だいたい共用部分にあるので持っていく必要はないと思いますが。

あとは、住民票を登録できるかどうかを気にされる方が多いですが、私が住んでいたシェアハウスはどこもそこの区民として住民登録ができました。これも心配だったら運営会社さんに質問してみるといいかもしれません。

シェアハウス暮らしに挑戦したい?賃貸物件と比較しながら探そう!

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シェアハウスでの暮らし、イメージできたでしょうか?
人と話すことが好きな方、荷物の少ない暮らしをしたい方、気軽に動ける体制を作りたい方などにはピッタリの住まいだと思います。
シェアハウスで暮らしてみたいと思った方はぜひ実際に探してみてください。

普通の賃貸も並行して探す場合は、ぜひニフティ不動産で検索をしてみてくださいね!
賃貸とシェアハウス、同じ時期に並行して内見すると、比較検討しやすいですよ!



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