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今回は賃貸マンションに特化して、ご近所トラブルの事例や解決法をご紹介します。
記事後半にあるご近所トラブルの体験談には少し怖い話もありますが、リアルな実態を知るチャンスです!

また、一戸建てに住んでいてご近所トラブルに悩んでいる人は、以下の記事にまとめていますのでぜひチェックしてください!

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ご近所トラブルは誰もが遭遇する可能性アリ!もしトラブルが発生しても炎上しないように、まずは落ち着いて対応しよう!

ご近所トラブルで一番多いのは騒音問題!マンション生活は音に気をつけよう

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ご近所トラブルで最も多いのが、騒音によるものだと言われています。
一般的に賃貸マンションは、分譲と比べると床や壁が薄くなっているケースが多く、生活音が周りに伝わりやすいです。
そのため基本的なことですが、「共同住宅」ということを意識して生活しなければなりません。

ここでは騒音トラブルについて、いくつか具体例を出して解説していきます。
思い当たるフシがある人は、自分が加害者にならないよう気をつけてくださいね。

■そもそもご近所トラブルはなぜ起こる?

騒音に代表されるご近所トラブルが起こる原因は、住民のモラル低下感覚のズレです。
当人は「これくらいなら大丈夫だろう」と思っていても、周りの人からすると「うるさくてガマンできない!」と感じていることはよくあります。
さらに、人はイヤなことが気になり出すとより過敏になってくる傾向がありますので、些細なことが積み重なってトラブルになってしまうのです。

上層階からの足音

マンションで暮らしていれば、上の階からの足音が少なからず聞こえてきます。
大人が普通に生活しているくらいであれば問題ありませんが、子どもが走り回っている音は耳障りに聞こえる人もいるでしょう。

また、足音に関するトラブルでは生活習慣の違いが原因ということも。
たとえば、上の階に住んでいる人が夜勤の多い仕事をしていると、早朝に帰宅して食事の準備や風呂・トイレを使用することになります。

あなたが「上の階の人の足音がうるさくて、いつも朝早く起こされてしまう!」と感じている場合、もしかすると生活習慣が違っているのかもしれません。

人の話し声

マンションでは人の話し声によるトラブルも多くなっています。
部屋の中で話している程度では気にならなくても、

・大きな声で電話をしている
・赤ちゃんが夜泣きをしている


このような場合は、迷惑と感じる人も多いようです。

また、マンションの廊下や共用部分で話をしている声がうるさいと感じる人もいます。
隣人同士が2〜3人集まると、時間を忘れて井戸端会議をしてしまう気持ちも分かりますが、他の住民のことも考えてほどほどにしておきましょう。

ピアノなどの楽器や音楽機器

ピアノなどの楽器や音楽機器は、音量が大きいこともあってトラブルが絶えません。
大きな音を出すことについては、入居前にマンション内の決まりを通知されているはずですので、最低限のルールは守る必要があります。

マンション内のルールとしては、楽器等を演奏してよい時間帯が定められているのが一般的です。
たとえば、平日は9時〜20時、土日祝日は11時〜19時など、住民の生活に支障が出ないよう配慮されています。
ただし、時間内ならいくらでも大音量を出して良いわけではないので、注意が必要です。昨今在宅勤務をしている方も多いので配慮が必要です。

ご近所トラブルあれこれまとめ!騒音以外も気をつけたい問題

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ご近所トラブルには、騒音問題の他にも気をつけたいポイントがたくさんあります。
価値観が異なる人たちが同じ建物で生活するということは、あなたが想像している以上に難しいことです。
むしろ「多少のトラブルはあってあたりまえ」くらいに構えていた方が、気がラクかもしれませんね。

ここでは騒音以外によくあるご近所トラブルを紹介していきます。
1つ1つは小さなことですが、放っておくと大きなトラブルに発展してしまいますので、日頃から注意しておきましょう!

車や自転車に関するもの

マンションに住んでいると、車や自転車に関するトラブルもよく発生します。
みんなが決められた駐車場や駐輪場を正しく使っていれば問題ないのですが、ちょっとした気のゆるみがトラブルに発展してしまうことも。

車や自転車でトラブルになりやすいのが、友人や知人を家に招いたときです。
駐車場や駐輪場は自分の家族で使う分だけしか契約していないのに、「数時間だから問題ないだろう」と、他の人の駐車場などを勝手に使わせてしまう人がいます。

この場合も、事前に一言確認を取っていれば大きな問題にはなりませんが、無断で行うことで不信感が生まれてトラブルになってしまいます。

他人の悪口などの人間関係

いつの時代でも人が集まれば人間関係のトラブルはつきものです。
マンションでは同じくらいの収入レベルの家庭が集まっていますので、ちょっと目立つことをするとすぐウワサになってしまうことも。

単なるウワサ話程度であればトラブルにはなりませんが、そのまま放置してエスカレートしてくると、暴言を発する人や、小さなことにも文句を言う人が増えてしまう可能性があります。

このようなご近所トラブルは、
・普段からすれ違っても挨拶しない人
・無愛想な人

が巻き込まれやすいので、身近なところから予防しておきましょう。

マンション敷地内のゴミ出し

マンションの敷地内へのゴミ出しも、トラブルが起こりやすい原因になっています。

具体的には
・分別の決まりを守らない
・ゴミ出しのタイミングが早い・遅い

などがあります。

ゴミ出しのルールを守らない人がいると、捨てられたゴミを回収してもらえないので、ゴミ置き場が不衛生な状態になってしまいます。
ゴミ出しのルールを守っていない人をすぐに特定することは難しいので、マンションによっては入り口に張り紙をして注意を促すことも。

もし自分に心当たりがあれば、張り紙が出た時点ですぐに改めるようにしましょう。
一方で、他の人の不正を見かけてしまったときは、本人に直接伝えるより、まずは管理会社へ連絡して、張り紙等で対処してもらう方が穏便に解決できることが多いようです。

ご近所トラブルの回避&解決策(相談先)を知っておこう

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ご近所トラブルは、自分の生活態度に関わらず、生活していれば誰でも遭遇する可能性があるものですが、事前にノウハウがあればある程度回避できます。
万一トラブルが発生してしまっても、「炎上」する前に対処する方法を知っておきましょう!

ここでは、
・ご近所トラブルが起きないように日頃からやっておくと良いこと
・トラブルが起きてしまったときの解決策(相談先)

などをご紹介していきます。

「備えあれば憂いなし」とも言いますので、平穏な生活を送っている人も確認しておいてくださいね。

ご近所トラブルを未然に防ぐ方法

「できることならトラブル自体起きてほしくない!」というのが本音ですよね。
ご近所トラブルは至るところで発生していますが、実はほとんど似たような原因が多いのです。そのため、事前の対策が立てやすいと言えます。

そこで、いくつか対策を挙げてみましたのでチェックしてみてください!

ご近所トラブルを未然に防ぐ方法

・夜間や早朝に大きな音を出さない(マンション内の時限を守る)
・小さな子供がいる場合はあらかじめ下階の人に伝えておく
・ゴミの分別ルールを守る(粗大ゴミを含む)
・共用部分に私物(ベビーカーや自転車など)を置かない
・マンションの駐車場は契約している場所以外、一時的であっても使わない
・トラブルになりそうなことは事前に管理会社へ伝えておく

まず、騒音トラブルに発展しやすいものとして、夜間や早朝の音は特に気をつけましょう。マンション内のルールを守ることは当然として、時間内でも節度のある行動を心掛けることが大切です。
また、小さな子どもがいて足音が響きそうなときは、下の階の人へ事前に挨拶しておく方が無難です。

ゴミ出しや共用部分、駐車場の使い方も、一歩間違うとトラブルが発生する原因になります。
共通した対策としては、第一に決められたルールを守ること。そして、住民に誤解を与えそうなときには、事前に管理会社や隣人へ周知・根回ししておくことです。
あらかじめ連絡を受けていれば、それほど気にならないものですので、適切な配慮を忘れないようにしましょう。

ご近所トラブルが発生したときの解決策(相談先)

続いて、不運にもご近所トラブルが発生してしまったときの解決策や相談先を解説します。
当人同士の話し合いで解決するに越したことはありませんが、長引きそうであれば第三者に相談した方がスムーズに進むこともあります。

なお、当人同士で話すときは、可能であればボイスレコーダーなどで録音しておいた方が良いでしょう。ただし、相手方の了承を得たうえで録音しないと盗聴扱いされる危険性がありますのでご注意を!

以下に、ご近所トラブルの相談先と内容をまとめました。

相談先 相談内容(例) 費用
管理会社 事情を説明して迷惑していることを伝えて住民に注意喚起してもらう(張り紙など) なし
自治体 生活相談センターなどへ助けを求めて仲裁してもらう なし
警察 事情を説明して被害届けを提出する なし
弁護士 訴訟や調停の手続きを依頼する あり

いきなり警察や弁護士へ相談に行ってしまうと、意図せずおおごとになってしまう可能性もありますので、まずは管理会社(または大家さん)へ連絡するのが良いでしょう。
市区町村の役所などでも生活相談を受けつけていますので、トラブルになりそうな気配がしたら相談してみるのも1つの手です。

暴力など明らかに度を超えている場合は、警察へ通報することをオススメします。管理会社と相談してから警察へ行くことも良いでしょう。

また、刑事事件までは行かないにしても、双方の主張が噛み合わず解決へ向かうのが困難な場合は、弁護士へ相談することになります。
弁護士へ相談するとすぐに「訴訟」と思いがちですが、ご近所トラブルでは争いごとの円満解決を目指す「調停」を行うこともあります。
弁護士への相談は費用がかかるので、慎重に行った方が良さそうです。

ちなみに、もし自分が加害者になってしまった場合には、謝罪した上でお詫びに菓子折りを持っていくなど、人間関係の修復に努めましょう。

【体験談】ご近所トラブルを解決した人たちのリアルなお話

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ここからは、実際にご近所トラブルに遭遇したことがある人たちの体験談をお届けします。
貴重なお話がたくさん聞けますので、ぜひ参考にしてくださいね。

トラブルの内容

隣が夫婦かカップルかわかりませんが、男女で暮らしており、毎日のように喧嘩していて、夜から騒音が酷くて眠れないことが多くありました。廊下などで出会っても挨拶もしないし、男の方は舌打ちまでするし、ガラが悪い感じでとても辛かったです。 大阪府・20代女性

物件自体の壁が薄く、隣人の男性の笑い声やくしゃみの音などの騒音トラブルがあった。また、一階に住んでいたが、上の階で流した風呂やトイレの水音がぽたぽたと聞こえることもあった。 宮城県・30代女性(当時20代)

私の真上に入った人が東南アジア系外国人の方で、日本に慣れていない方でした。言葉はあまり通じず文化も違い、かなり迷惑を掛けられました。
例えば、お風呂のお水を出しっぱなしにして浸水させ、こちらの天井から水が滴ってきたことも。これがキッカケで家電品が故障して、本がびしょぬれになって使い物にならなくなりました。
大家を絡めて損害賠償についての話はしたものの、日本語の通じない相手に大苦戦しました。 和歌山県・40代男性(当時30代)

隣人がゴミの分別を怠り続けていたため、大家から注意書きが全棟に対して行われてしまった。しかし、その後も隣人が分別を行うことなくゴミを出し続けていたため、思い切って声をかけて分別をするよう言ったところ、逆上されてしまった。 東京都・20代男性

隣のマンションのベランダで何かを栽培していたようで、その臭いがとても強くて、こちらの洗濯物に影響があり、大変困ったことがありました。 愛知県・40代女性(当時30代)

騒音・水漏れ・ゴミ出し・悪臭と皆さん苦労されている様子でした。自分は普通に生活していても、トラブルになってしまうのはツラいですよね。

トラブルの相談先・解決法

▼隣人宅からの夜泣き

収まるようになるまで、何度も管理会社に電話した。その数ヶ月後に隣人が引っ越していった。 滋賀県・30代女性

▼上階からの騒音

まずは賃貸管理会社に連絡して、騒音トラブルに関する注意チラシを投函してもらいました。その後は直接上の階で生活している人に苦情を言ったのですが、騒音を発生させていないと一点張りだったので、解決できなかったです。最終的には私が引越しをすることで、この問題を解消しました。 埼玉県・30代男性(当時20代)

▼隣人の大声

最初はマンションの管理会社に相談したが、管理会社は何もしてくれなかった。次に直接注意しに行き、それでも変わらなかったため、警察を呼んだ。 兵庫県・20代男性

▼上階からの騒音

管理人に相談しましたが、解決しなかったので警察を呼んで注意してもらいました。警察は3回呼びました。最終的に相手が引っ越していったので、こちらが引っ越すような状況にはなりませんでした。 神奈川県・50代男性(当時40代)

▼隣人のゴミ出し

ゴミを分別するよう自分から声かけを行いました。 東京都・20代男性

▼下階からの理不尽なクレーム

不動産屋に「基本的に平日は昼前しかいないこと」を伝えましたが、これ以上変な人にかかわりをもちたくないので、引っ越しました。 東京都・20代男性

管理会社へ相談した人や自分で対応した人、最終的に引っ越しを決意した人など、さまざまな対応方法を聞くことができました。
やはりまずは管理会社でその後に警察、というパターンが多いようです。

ご近所トラブルで悩んでいる人へのアドバイス

自宅を購入したなら頑張るしかありませんが、賃貸物件なら「逃げるが勝ち」という言葉もあるので無理せずに。 和歌山県・40代男性

自分に直接的な被害がある前に、あまり我慢しすぎずにまずはマンション管理会社へ相談。その後、どうしたらいいのか・警察に通報するかなどは検討が必要かと思いますが、早めに対応すべきと思います。 大阪府・20代女性

引越しできる状況ならば、無理をせずに引越しをした方がいいです。賃貸管理会社に相談しても、基本的にチラシ投函などしか行わないので、頼りにならないです。どうしても酷い場合は、警察に訴えるのも選択肢の一つだと思います。 埼玉県・30代男性

お隣さんがマナーを守る人かどうかは、正直「運」です。こればっかりはどうしようもありません。
変にもめ事に発展させると・・・最近ではこういった隣人トラブル系で、妙な事件に発展するケースもありますからね。引越しをするのも一つの手です。 大阪府・30代女性

管理会社には、「クレーマーではないが、多少神経質でしつこい借り主」だと思われた方が良いと思います。
管理会社はなかなか腰が重たいですが、しつこく言えば動きます。ある程度しっかりと苦情を言うつもりで、強気にいきましょう。 滋賀県・30代女性

管理会社は基本何もしてくれない。警察は注意だけしてくれる。自分は賃貸だったからこそ退去という選択がとれたが、これがもし持ち家だったと思うとゾッとする。
自分はやってしまったが、トラブル先に直接訪問するのは絶対にやらないほうがいい。色んな意味でより住みにくくもなるし、危険だと思う。 兵庫県・20代男性

安心できるはずの家なのに、ご近所トラブルがあるとリラックスできないと思います。無理にその場に居座らずに、引っ越しを検討するのが一番かと思います。最近物騒な事件も多いので、自分を守るためにも最善の方法を探してみてください。 東京都・20代女性

まず、相手がどんな方なのか、他に今までトラブルがなかったのか等、ご近所の方と情報交換する事が大事かなと思います。そこで同じような状況の方も見つけられるかもしれないし、味方は多い方が心強いです。 鹿児島県・30代女性

生活に支障があるなら、すぐに相談に行ったほうがいいと思います。弁護士等の有料相談もありますが、市役所でやっている無料のものもあります。 愛知県・40代女性

証拠をつかむことです。我が家では、演奏中に不動産会社に電話して来てもらいました。 埼玉県・20代女性

ご自身がトラブルを経験されていることもあり、みなさんからとても親身にアドバイスを頂きました。
共通していたのは「無理をしないこと」です。
トラブル対応の専門家でもない限り、穏便に解決するのは難しいもの。早めに周りの人へ助けを求めるのが良さそうです。

ご近所トラブルが解決しないなら引っ越しもあり!

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ご近所トラブルについて事例や解決策、実際に体験した人のお話を紹介してきました。
経験者からのアドバイスにもありましたが、誰かに相談しても解決しなかった場合は、引っ越してしまうのも1つの方法です。

「逃げるは恥だが役に立つ」という言葉もある通り、他の場所へ移るのも快適な生活を得るためには重要なのではないでしょうか。賃貸マンションなら持ち家と比べると気軽に引っ越せるので、困ったときの選択肢として考えても良いでしょう。

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