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トラブル回避のためにも見積書は必須

引っ越しの見積書は、金額確認をするためだけのものではありません。日程や訪問時間、新居の住所、荷物の量と種類など引っ越しのすべての詳細が書かれた資料です。複写式になっており、引っ越し会社と利用者が共有する、ほぼ唯一の書類ともなります。引っ越しスタッフは見積書を参照しながら車両を用意し、現住居へたどり着き、作業を行います。

ということは、見積書に記載された内容に誤りや漏れがあると、引っ越し当日に思わぬトラブルが発生する可能性があるのです。とくに荷物量や引っ越し日の訪問時間などに関しては、訪問担当者との会話の記憶に頼ることなく、見積書をじっくりチェックしておかなければなりません。

見積書のチェック項目1 期日、時間、住所

見積書の形式は引っ越し会社によって違いますが、だいたいの項目は共通しています。見積書上部には、期日や現住所、新住所などが書かれていることが多いでしょう。まずはここをチェックしましょう。万一、住所が違っていたら、当日は時間の大幅なロスにつながります。

訪問担当者が「当日は午前中にお伺いします」とアバウトに伝えた場合でも、引っ越し日の項目には伺い時間が記載されていることがほとんどです。午前中の場合、多くは8時、8時半といったやや早めの時間帯になるため注意しましょう。せわしなくなる時間帯を、ご近所に正確に伝えておくためにもチェックしたい項目です。

また、梱包からお願いする人は、梱包日に注意します。多くは引っ越し前日となりますが、把握しているスケジュールと合致しているか見る必要があります。遠距離での引っ越しの場合には、荷物の引き渡し日や荷解きの日にも注意し、自分の都合と照らし合わせておくことが大事です。

見積書のチェック項目2 荷物量

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見積書には、訪問担当者が現場で確認した家具や家電の種類と個数が細かく記載されていることでしょう。全てをチェックするのは大変ですので、大型家電や家具の記載漏れがないかだけでも押さえておきます。

大きな家具の記載漏れがあると、当日用意したトラックでは荷物がすべて収まらない可能性があります。入りきらない分は後送となり、手間もお金もとられてしまうでしょう。また車両に入りきったとしても、荷積みを試行錯誤するため時間をロスしてしまいがちです。

多くの人が見落としがちなのがガレージやお庭まわりの荷物です。自転車や季節のレジャー用品など、取りこぼしはないか用心しなければなりません。見積書を見ながら、家の敷地内を一通り周ってみましょう。

見積書のチェック項目3 値引き、サービス内容、オプション

一番気になる料金部分のチェックを、仕上げに行いましょう。注目したいのは合計金額と、特典や値引きについてです。引っ越し会社選定の決め手となったキャンペーンや特典、訪問見積の当日に約束した値引きなどが反映されているかどうか確かめます。

また、想定しているサービス内容が料金内に入っているかを把握しておかなければなりません。洗濯機の設置は基本サービス内であることが多いかもしれませんが、エアコンの設置、テレビ配線、パソコン配線などはオプションであることがほとんどです。見積書に記載が見当たらない場合は、電話などで速やかに確認しましょう。

口約束ほど怖いものはない

確認事項の多い引っ越しは、「確か、ああ言っていた」「口頭で確認したから大丈夫だろう」といった思い込みが一番危険です。引っ越し当日に想定外のことが生じ、言った、言わないのトラブルが生じることがないよう、お互いが共有できる文書できちんと残すようにしましょう。

まとめ

納得できる引っ越しをするためには、なるべくたくさんの会社にコンタクトをとり、概算見積額を出してもらうことが肝心です。@nifty不動産オススメの引っ越し一括見積なら、全国200社の引っ越し会社と提携していて、無料の一括見積が可能です。信頼できる引っ越し会社を見つけるためにも、一括見積を利用しましょう。