生活費の平均を世帯人数・地域別に紹介!家賃の割合と節約方法の画像01

今回は総務省統計局による2023年(令和5年)家計調査の結果をもとに、生活費の平均と内訳・節約のコツを解説していきます。

家族の人数別/地域別にまとめているので、自分にあった項目でシミュレーションしてみましょう!どの項目を節約すべきかが見えてきますよ。



生活費の平均は「3人家族で36万円」人数別に内訳を解説

生活費の平均を世帯人数・地域別に紹介!家賃の割合と節約方法の画像02

「生活費が気になるけど、みんなはどうやりくりしている?」
「生活費の節約項目を知りたい」
「家族が増えて3人家族になる。1人につきいくら生活費が増えるの?」
そんな方は、まず全国平均と比べて節約ポイントを決めてみましょう!

今回は、総務省統計局による2023年(令和5年)の家計調査結果をもとに、平均生活費をまとめました。まずは家族構成別に生活費の平均金額と内訳をご紹介します。

家計簿をチェックしながら参考にしてみてください!

参考:2023年(令和5年)家計調査の結果
1人世帯
2人以上世帯

一人暮らしの生活費13.7万円

費目 1ヶ月の支出
食費 37,765
水道光熱費 17,548
日用品 42,75
被服費 4,140
保健医療費 6,349
交通・通信費 19,376
教養・娯楽費 16,804
その他 31,645
合計 137,902

1人暮らしの場合、家賃含めず約13万円が必要な生活費の目安になります。
1人暮らしの家賃平均が5〜6万円ほどなので、家賃も含めると17万〜20万ほどかかると見積もった方がいいでしょう。複数人で暮らすよりも 一人暮らしは家賃の負担が大きくなってしまいがちですね。
学生と社会人では出費に差がありますが、学生さんはギリギリまで節約して15万に抑えている人も多いです。
社会人で手取り20万ほどだったとして、家賃を抑えれば余裕のある生活ができそうですね。

一人暮らしの生活費の実例

ネコと一緒に1人暮らし中のきむらさんが公開した家計簿。収入が変わらなくても、節約とポイ活を楽しみながら生活を豊かにしています。

共働き夫婦の生活費26万円

費目 1ヶ月の支出
食費 70,998
水道光熱費 29,008
日用品 10,724
被服費 6,969
保健医療費 16,094
交通・通信費 42,309
教育費 697
教養・娯楽費 25,950
その他 57,248
合計 25,9997

子どもがいない夫婦2人暮らしの家賃を除く生活費、全国平均は約26万円です。
近年は、結婚する前に同棲するカップルも増えてきていますね。2人で一緒に暮らした場合の生活費の目安にしてみてください。

DINKs(望んで子どもをもたない夫婦)の場合、余裕のある生活ができるイメージがあるかもしれません。実際は、子どもをつくる予定がないと独身気分が抜けずに、娯楽費が上がってしまうことも…。GWなど出費の多い時期は気をつけましょう!

2人暮らしをする世代は、結婚式のご祝儀や出産祝いなどの出費が増える場合もあり、その他に該当する交際費が上がっています。

2人暮らしの生活費の実例

kurakura.logさんのInstagramでは、アラサー共働き夫婦の家計簿を紹介しています。同棲2ヶ月目で生活費は24万あれば十分そうだと気づきがあったそうです。ふたりの共通口座に毎月12万ずつ入れて管理しています。

3人家族の生活費30万円

費目 1ヶ月の支出
食費 84,865
水道光熱費 34,010
日用品 11,634
被服費 10936
保健医療費 16,394
交通・通信費 51,641
教育費 7,982
教養・娯楽費 30,608
その他 58,832
合計 306,902

3人家族の家賃を除く生活費、全国平均は約30万円です。
子供1人分の教育費が3万円ほど、グッと上がっています。そして、賃貸から戸建・マンションの購入に踏み切る人もいるため、住宅ローンの支払いが家計にのしかかります。住居費を含めると支出は40万前後かかると見積もった方がいいでしょう。
子供1人が成人するまでに約2000万円かかるといわれていますが、何にどれくらいかかるか、ご存知ですか?
これから子供が欲しいご夫婦は、まずは0歳児がいるご家庭の生活費と費目がどれくらいかかるか把握しておきましょう。

3人暮らしの生活費の実例

栞さん(@kakeibokiroku2023)は、1歳の娘さんと3人暮らし。新築マイホームを建設中で、住宅ローン返済がはじまったところです。最新の家計簿をこちらでチェックしてみてください!

4人家族の生活費33.7万円

費目 1ヶ月の支出
食費 88,233
水道光熱費 33,966
日用品 12,930
被服費 16,944
保健医療費 13,838
交通・通信費 54,382
教育費 30,855
教養・娯楽費 36,397
その他 49,976
合計 337,521

4人家族の家賃を除く生活費、全国平均は、33.7万円です。
世帯人数が1人増えて3〜4万円ほど差が生じています。

4人家族の生活費の実例

ももさん(@momo._.kakei)は、5歳と2歳のお子さんと4人暮らし。旦那さまの一馬力で年間貯金80万を目指し奮闘しています。保育園費用の値上がりや住宅ローンがやはり気になっているご様子です。

5人家族の生活費37.8万円

費目 1ヶ月の支出
食費 10,2867
水道光熱費 36,636
日用品 13,274
被服費 18,271
保健医療費 14,189
交通・通信費 63,077
教育費 34,145
教養・娯楽費 46,041
その他 49,670
合計 378,170

5人家族の家賃を除く生活費、全国平均は37.8万円です。
やはり1人世帯人数が増えたことで4万円のプラスになっていますが、
5人以上家族が増えていっても、さらに多くの費用が加算されるわけではないそうです。平均金額は40万以下ですが、いつもコントロールできるわけではないものです。GW、旅行などイベント時は40万以上の出費になります。

5人暮らしの生活費の実例

ごましおさん(@gomasio.s)宅は、夫婦+子ども3人の5人家族。月々の生活費は30万〜40万代をキープしています。

生活費を節約するなら固定費の見直しから

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ここまで、住居費を除く生活費の平均を紹介してきました。家賃や住宅ローンが加算されることを考えると、出費額に背筋が凍る方も多いのではないでしょうか?

生活費を大きく節約するためには、毎月出費する項目・出費が大きい項目から見直すと効率的です。そこで、住居費・通信費の節約方法をご紹介します。

住居費の見直しで大きな節約になる

賃貸派の皆さんにオススメなのが、家賃の節約です。
・更新のタイミングで大家さんと交渉する
・家賃の低いところに引っ越す
節約術として試してほしいのがこちらです。

家賃は1年更新、2年更新の物件が一般的です。更新のタイミングで値下げしてもらえる場合もあるので、試す価値ありです。

今の住環境に不満はありませんか?または、余剰が目につくなら、無駄な設備や機能を取り払った物件に引っ越すのも一つの手です。QOLが上がる可能性があります。生活規模に合わせた住居費を設定するのが、固定費節約のコツです。

格安SIMで通信費を一気に節約

大手キャリアで通信費を支払っている人は、格安SIMに切り替えることをオススメします。通信キャリアを変えたところ、1人につき月々3000円ほど節約になった人もい
るくらい効果的です!

安いところで月額990円〜利用できます。
ただし、地下鉄など電波が通りにくいところでは通信できなくなったり、通信速度が落ちることもあるのが格安SIMのデメリットです。買うプランとスペック、値段を吟味して自分が切り替えるなら「本当に節約になるのか?」考えてみましょう。

0歳児のいる家庭は住環境を整えて節約

ライフステージに合わせて住環境を変えて将来に備える必要があります。
特に、これからお子様が生まれる予定のご家庭では、子どもの成長に合わせて家の広さや設備を用意したいところです。

子供の成長はあっという間です!子育てに奮闘している間に、気づけば時間が過ぎ去っていきます…。
子どもの人数や成長に合わせて引っ越すよりも、成長を見越した住環境を用意しておいた方が安心です。

賃貸で支払い続けるよりも、戸建てやマンションを購入した方が月々の支払いが安くなる場合もあります。

生活費に対する家賃の割合は約2割!地域別に解説

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生活費の全国平均が分かっても、自分の住んでいる地域ではもっとお金がかかったり、かからなかったり…。
そこで、お住まいの地域の平均生活費と家賃が何割支払われているのか、平均値をレポートしました。家賃を決める際の参考にしてみてください。

参考:
全国家賃動向
地域別の家計|総務省統計局

北海道〜東北地方

北海道〜東北地方の生活費の平均金額は約21.6万円になります。
そして、この地域の家賃相場は4.3〜5万なので、生活費の2.3割を目安にするのが平均的です。

関東

生活費の平均金額は約25万円になります。
そして、北関東では家賃相場は4.3〜5万ですから、家賃の割合は2割を目安にするのが平均的です。

ただ、東京に関しては平均家賃が6.8万、神奈川や埼玉などの首都圏では5〜6万円と高値になっています。家賃の割合は収入の2.5〜3割にしておくと良いでしょう。

北陸・東海

生活費の平均金額は約24.3万円になります。
家賃相場は4.1〜5万円代になりますので、家賃の割合は約2割を目安にするのが平均的です。

ただし、愛知県は名古屋が人気であるため、5万円以上になるところが多いです。

近畿

生活費の平均金額は約22.8万円になります。
家賃相場は4.4〜5万ですから、家賃の割合は約2割を目安にするのが平均的です。

ただし、京都・大阪・兵庫では5.3〜6万ほどかかりますから、生活費の約3割を目安に決めることになります。

中国・四国

生活費の平均金額は約21.8万円になります。
家賃は3.8〜4.8万ですから、家賃の割合は約2.2割を目安にするのが平均的です。

広島では、5万円程度の家賃がかかるところもありますので注意してください。

九州

生活費の平均金額は約21.7万円になります。
家賃は4〜5万ですから、家賃の割合は約2割前後に抑えている人が多いようです。

沖縄

生活費の平均金額は約19.5万円になります。
家賃は4.6万ですから、家賃の割合は約2.3割を目安にするのが平均的です。

生活費の見直しは家賃から…お部屋探しはニフティ不動産で!

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家族構成、地域ごとに平均的な生活費を紹介してきました。
あなたの家計簿を振り替えってみて、カットできそうな項目はありましたでしょうか?

節約しようと思った時に、まず削れないか考えはじめるのが食費でしょう。
食費を削って生活の質が下がっても、何のために節約を頑張っているのか分からなくなってしまいます。家賃などの固定費から削減していくと、生活レベルを大きく変えずに節約できるのでオススメです!

家計と今の環境を振り返って、収入に見合った住居費を検討しましょう!

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